ソノラリゾート・サーモンフィッシング | Blue & Seal Velvet

ソノラリゾート・サーモンフィッシング

 

寝ても覚めても釣りのことばかり考えていた時期があった。

 

毎週末、海へ河へと出かけるのは勿論のこと、釣りに行けない夜などは手当たり次第に釣行記を読みあさっていた。

 

その頃に出会った本が開口健の「フィッシュオン」と「オーパ」のシリーズだった。

 

開口先生の本だから、その世界釣行記の全作品、全ページが名作だったのは言うまでもないけれど

 

とりわけアラスカのサーモンフィッシング編に魅了され、心底憧れたものだ。

 

自分もいつかこんな旅行がしてみたいなと。

 

もう20年も前の話だ。

 

 

 

今回はアラスカじゃないし、ましてや先生のようにタフで、いかにも男の夢っぽい香りが全くしないお手軽フィッシングだから

 

ここで開口先生の話なんて出すと嗤われてしまうのは百も承知だけど

 

それでも20年来の憧れが叶うとあって朝からウキウキでした。浮き

 

 

ホテル予約時に申請しておいたフィッシングライセンスを忘れずにGOOD

 

 

 

当日早朝7時前、レストランでコーヒーだけ飲んで桟橋へ集合。

 

 

 

ウエアは無料レンタル。軽食・飲み物の類いは好きな分だけ持ち込めるはーと

 

 

 

 

サーモン用のプライベートボートが次々と集まってきます日の出

 

 

ここでホテル側に割り振られたボートへいき、船長とご対面まいどー!!

 

 

カモメの舞うなか出港GOOD

 

 

エンジン全開! いよいよこの旅行のクライマックス・サーモンフィッシングへキラキラ

 

 

ポイントへ到着。船長さんから道具の説明が軽ーくあるまいどー!!

 

太鼓リールでしたGOOD

 

 

 

魚探で群れを追うトローリングなので、釣り人は特にすることもなく、当たり待ち。

 

ビールを飲んだり景色を眺めたりして時を過ごしたが

 

出発前に飲んできた乗り物酔いの薬のせいで眠くて眠くて大変でした汗

 

 

 

と、その時!

 

僕にロッドの当たりが!

 

 

 

めっちゃ重い釣り味を充分に愉しんでから、念願のサーモンをゲットLOVE

 

 

あっけなく釣れちゃった初サーモンGOOD

 

 

記念撮影後、はたして何センチあるのかと期待していると、ここで船長がまさかのリリースビックリ

 

小さい魚はリリースだときいてはいたが間違いなく65センチはあったので

 

いまのでリリースなら何センチからキープできるのかと訊くと、船長は絵入りのハンドブックを見せて

 

「いまのはとってはいけない種類のサーモンなんだよ」と説明してくれた。

 

あら残念泣き1 けれど、ものの30分で一匹ゲットならチャンスは4,5回ありそうな気配。

 

なんだかいけそうな気がする腕。

 

そしてしばらくして、さとさんにヒットもバラし、その後またさとさんにヒット!

 

ついに来たか!

 

釣れたのはリリースサイズだけど、貴重な一匹目を記念撮影はーと

 

これでお互いに何かしらは釣れたわけで、ひとまずやれやれと一安心あはは。。。

 

その後何回もポイントを移動してたっぷり1時間後、またしてもさとさんに来た!

 

 

 

 

サーモンゲットonpuonpuonpu

 

 

足下の計測表で約75~80センチはあろうかというサーモンを釣り上げました!

 

頭を棒で叩いて気絶させた後、床下のアイスボックスにキープ。

 

その後船長が、サイズと種類、釣った時刻などを、先のライセンスに書き込んで手続き終了。

 

さとさんもこの笑顔おんぷ

 

そしてどっかりと椅子に座ったあと

 

「あれやな、この釣りは運次第やな」

 

と、あたかもお師匠さまのようにお呟きになられました。

 

まだ釣り上げていない僕に向かって「君も頑張れよ」と言わんばかりに(笑

 

朝6時に起床した瞬間から、「今日は寝不足だから行きたくない」だの「どうせ私だけ釣れないに決まってる」などと

 

ネガティブ発言を連発していたのと同じ口が喋ってるとは到底思えなかったけど

 

釣れなくて機嫌が悪くなるより全然良かったあはは。。。

 

 

 

さて釣りは続き、その後僕に当たりが来るもバラし。

 

そろそろ時間切れかと思われた時、またさとさんに当たりが来て、見事二匹目をつり上げました。

 

さすが師匠GOOD

 

さきのライセンスに記録を書き込むと、船長は彼女に向かって

 

リミットに達したのであなたはこれ以上釣ることは出来ません。おめでとう、よくやったね!

 

と声をかけました。

 

通訳してあげると、さとさんは椅子で背筋を伸ばし

 

「あーあたしもうやることないわー」と、またしても悠然とお呟きになられました顔19

 

そうとう機嫌が良さそうなのは言うまでもないが、いま気づいたけれど

 

一緒に釣りに行ってさとさんに魚が釣れたのってこれが初めてかも!

 

はじめって釣った魚がカナダのサーモンってなんだかすごいね笑

 

 

 

と、ここでタイムアップ・・・・

 

 

僕の釣果は寂しいモノでしたが、一匹釣れたし、大師匠が奮闘してくれたおかげで、充分楽しめましたピース

 

 

そして、無事に帰港ゴンドラ

 

 

まずは計量。12.6ポンド、約5.7kgGOOD

 

 

へー、なんて観てる間に作業はどんどん進められた。

 

 

釣ったサーモンはその場で切り身に!

 

綺麗な身。中落ちは桟橋に投げ捨て。だからアシカが遊びに来るんだね(笑

 

さてここで、釣ったサーモンを、自分たちの夕食にするか、誰かにあげてしまうのか、どうするのかと訊かれた。

 

もう毎日サーモンだし食べるのはたくさん、だから日本に送って欲しいのだけどと答えると

 

その場に居た全員が、ダメダメダメそれは高すぎるよ、と真顔で首を振った。

 

実を言うと、旅行前に釣れたら是非持ってきてよという行きつけのレストランがあって

 

話のネタに、できれば持って帰りたかったのだが、確かめに行ってくれたスタッフさんによれば

 

日本に送るためには各工場に二度空輸しなければならず、恐ろしいほどコストが掛かるのだ、そうだ。

 

「Quite expensive」というからマジ高いぜってことらしい。

 

変な話、このホテルに泊まる客にやめろと言うのだから本当に高いのだろう。

 

船長にチップを忘れたさとさんが部屋からもどってきたのでもう一度話を聞かせて

 

空輸は諦めてもらい、自分たちで食べるのはさすがにいらないと同じ風に告げると

 

船長が誰かにあげるとすればその誰かはきっと喜ぶぞ言うので、他に選択肢もなく

 

じゃあそうしてくださいとお願いした。

 

さとさんは切り身にされるまえに一緒に写真が撮りたかったとブツブツ言っていたが

 

その間に切り身は道具部屋の横で作業され、あっという間に綺麗にパッキングされた。

 

へーなんてしきりに感心していると

 

その半身を抱えた船長が、今夜はこれで一杯やるよと握手をして帰っていきやがった。

 

きっと誰かが喜ぶというのは、何のことはない船長本人だったのかと、この時してやられた気分だったね笑

 

 

 

 

午後はSPAハート

 

 

釣りの疲れも癒やされましたキラキラ

 

 

夕食はシェフのテイスティング・ディナーコースonpu

 

 

料理に合わせたお薦めのワインを楽しめるコースキラキラ

 

今宵も吞みますハート♪3

 

お料理も通常メニューより繊細な感じでしたハート

 

どんどんワインがでてきますheart3

 

ガチョウの卵料理LOVE

 

国内のワインをグビグビ堪能しましたおんぷ

 

メインは羊の料理をチョイスてへ

 

 

最後の夜を飾るにふさわしいディナーでしたハート

 

 

 

 

夕食後は夜の散歩歩く

 

 

 

 

なかなか日の暮れない桟橋四つ葉

 

風薫るテラス席キラキラ

 

あっという間の三泊でした。ハート

 

 

丸一日良く遊んだわ。

 

 

次回は川で、お腹が真っ赤なキングサーモンを釣り上げたいな。

 

 

と、夢は続くのでした。

 

 

 

 

最終回へつづく。