ギアの新司法試験一発上位合格するまでの記録 -8ページ目

ギアの新司法試験一発上位合格するまでの記録

僕が新司法試験に一発で上位合格するまでの記録をつけます。
法曹の方、ロースクール生、ロースクールを目指す方、その他資格試験の受験生…などなど、みなさん叱咤激励お願いします。

この時期は、多くのロースクールで予備校答練参加者が増えると思います。
○人受講で○割引等の割引が開始しますからね。

答練自体は、取ることをオススメします。
問題は良問から悪問までありますが(司法試験受験生が作問に関与していますが、知っている限り作成者のレベルはピンきりで、「えっ?」という人まで参加しています)、それなりに複雑な問題を時間内に解く練習にはなります。
それと、レベルについては、司法試験より劣ります。当然ですね。司法試験は一流の学者・実務家が一年間捻りに捻って作問しているので、一言一言に意味があるのですから。

で、答練なのですが。
各設問で、何を、どの程度、どのように論じれば、どのように点数がつくのかに注意をしてください。
論点を書いた書かない、知っていたらなかった等、レベルの低い活用法をしていては、金をドブに捨てるようなものです。
もちろん、論点を落としたり、そもそも知らなかったりというのは大問題なので、これらは即復習しなければならないですが、本試験では取り上げた法的問題点について事実関係に照らしどこまで深く検討しているかが最も評価される対象となります。なので、予備校の問題であっても、そこに重点を当てて取り組むことが、司法試験対策に直結するものといえます。

そのため、論点を書いた書かない、知っていた知らなかったというレベルではなく、もっと高いレベルをめざし、答練を活用することが重要です。
【答案作成術】論文の書き方

第一、設問・問題文をよく読む
1、設問を理解する
 論文を解くに当たって、あたりまえですが設問をよく読んでください。設問の求める回答方法に沿って、回答しなければなりません。そうすれば、最低限設問の要求から大外れはしません。

2、問題文をよく読む
 これも当然ですね。ただ、単純に読むというのではなく、事実関係を適切に把握し、①何が問題となりそうか(論点+当該事案からくる個別的な問題点)、②引っかかる判例・裁判例はあるか、③ざっと読んでどのような結論になりそうか、またどのような結論にすべきかを同時に考えてください。その際、特に重要なのは、出題者は何を考えてこのような事実関係にしたのか?という点です。どの科目も、段落ごとに数字で段落わけがされていますよね?それは各段落ごとに何らかの意味があるからです。それと同様、一文一文にも意味があります。とりわけ注意を要するのは、なんでこんな事実があるんだ?意味ないじゃないか?というような事実関係です。そういう事実二こそ、なにか意味があります。H25では、会社法の株主総会への出席の代理に関する事実関係、刑訴の伝聞における公判前整理といった事実がこれに当たります。問題文の読み込みは、いわば宝探しです。簡単に見つかる宝物はみんなが拾う宝であるので、拾ってもあまり価値はありませんが、拾い損ねると損します。みんなが見つけられない宝物は、拾えば価値が高騰します。大きな宝を見つけるために、目を皿にして宝探しをしてください。この宝探しの練習法は、出題趣旨と採点実感をしっかり読み込み、どうしたら評価が高まるのかを分析すること、それに尽きます。

第二、問題提起から規範定立
1、問題提起
 問題提起というと、予備校的な画一的な問題提起をする人が多いと思いますが、それではあんなに長い問題を解かせる必要はありません。一行問題で足りるはずです。評価が高まる(=試験委員に自分の理解度を知らしめる)問題提起とは、問題文の事実関係の文脈を意識し、なぜ本件で問題となるのか、事実関係に照らして分析してあるものです。
 H25では、民法設問1あたりが特に問題提起の見せ所です。保証の書面性が問題となっていましたが、無権代理人が無権代理で保証契約を締結する時に勝手に作成した書面は446条2項の書面といえるのか?無権代理の追認(113条)がされれば直ちに形式的に446条2項の書面性を満たしていたにすぎないという問題は解消されるのか?113条にも446条2項の趣旨から書面性を要求すべきではないか?といった問題的ができるか否かが、上位に食い込めるか否かの分水嶺でしょう。

2、規範定立
 いわゆる「論証」といわれるものでしょうか?論証というと、長いイメージしかないのですが、短くていいと思います。事案を適切に解決するための最低限の規範をきちんと理由をつけて説明してあればよいのです。もちろん、その際には、判例への意識、論理性・説得力は要求されます。1の問題提起を前提にすると、この規範定立も当該事案に即したものになります。ただ、この規範定立は自身の規範を立てるだけでなく、類似判例がある場合には、その類似判例の射程が及ぶのかといった議論をすることもあります。要するに、問題提起にあわせて内容は適宜変わるのですが、一つ言えるのは、「事案を解決するための思考方法」を示しているに過ぎないという点です。

第三、あてはめ
 あてはめは、その人のセンスがもろに出ます。このセンスは、判例・裁判例の読み込みにより磨くことができます。百選でも十分ですが、長めの判例集であったり、重要判例であればときには判旨の原文を読み込んでしまうのが手っ取り早いのかもしれません。上位合格者の答案を見ると、あてはめが非常にうまく、引き込まれるような文章になっているので、みなさん是非センスを磨いてください。多くの人が、第二の問題提起と規範定立ばかりに時間を割いていますが、あてはめこそが非常に重要なのです。なぜなら、事案を解決することが法律家に求められているのであり、本来ここが勝負の分かれ目だからです。

第四、さいごに
 第一から第三は、法律に特有の点を記載しました。しかし、法律を論じるとはいえ、まずは日本語です。日本語が狂っていれば、いくら法律論が素晴らしくても、印象は悪いです。
 なので、短文で、わかりやすく、適切に接続詞を使いながら、法律論を論じて行けば、「合格」に近づくでしょう。

連日の投稿になりますが、時間があるうちにまとめてUPしようと思うのでご容赦ください。
アルコールが入っているので、誤字脱字があればその点もご勘弁

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【合格への道】出題趣旨・採点実感
昨夜、作成した再現答案の修正(ウェブにUPするうえで特定されるのを避けるための修正)をしているとき、不合格者の方の再現答案をいくつか拝見しました。

その大半に共通するのは、読んでいて「採点実感を読んだことがあるのか?」という疑問を抱いてしまったという点です。

出題趣旨に記載されていることはハイレベルであり、本試験の現場で気づくことが極めて困難な事柄もあります。なので、出題趣旨は、「この問題ではこんなところまで問うていたのか」ということを把握し、別の年度の問題を解くときに、「問題の趣旨は何か?」を探る上でのヒント・指針にすればよいのです。
少し言い過ぎかもしれません、出題趣旨もしっかり読み込むことが重要ですが、現場で対応できる内容をはるかに凌駕している部分もあるので注意して欲しいという程度に留めます。
もちろん、出題趣旨を読み込むことで、論点への理解が深まったりすることもあるので、しっかり読み込むべきだとは思います。

他方、採点実感は、出題趣旨以上に本気で読み込む必要があります。なぜなら、そこには合格のヒントが隠されており、どうすれば上位合格できるのか、または不合格になってしまうのか…という基準まで明らかにされているからです。
採点実感では、採点者の受験生への愚痴がクドクドと書かれています。その愚痴は、受験生が最もやってはいけないことが書かれているのです。ですから、簡単に言ってしまうと、そこで愚痴られているような答案にならないようにすれば、合格に近づき、上位合格も見えてくるのです。
不合格者の方の再現を見ると、「今年の出題趣旨で絶対愚痴られるだろうな」という記載が目白押しです。これは、過去の採点実感を読み込んでいた人なら、全員が同じ感想をもつでしょう。

誰もが合格したいという司法試験において、採点者に嫌悪される答案を書こうという人はいません。
にもかかわらず、結果的に無意識的に採点者に嫌悪される答案を書いてしまったというのは、採点実感をしっかり読み込まなかったことが原因としか思えません。
もし採点実感を読み込んだのに、採点者に嫌悪される答案を書いてしまったというのであれば、それは非常に問題です。今までの採点実感の利用方法が根底から間違っていたということなので、即合格者の方に採点実感の示唆するものを詳しく教えてもらってください。


『敵を知り己を知れば百戦危うからず』という言葉があります。
『採点者を知り己の答案を知れば百戦危うからず』とでもいえましょうか?
採点者の求めるところを知り、自身の答案の足りている部分、足りていない部分をしっかり見極めていくことを継続すれば、来年の司法試験、全く危ういところはないでしょう。

あるブロガーさんは、短答突破者は知識レベルで足りないところはない…と仰っています。
まさに、その通りです。
ようは知識の「使い方」の問題なのです。
採点実感の「使い方」を知り、うまく使いこなし、採点者に好かれるような知識の「使い方」を身に着けることが、司法試験合格への近道といえます。

その意味で、「採点実感」の読み込み及び理解こそが、「合格への近道」だと私は思います。


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この私の考え方には、多くの合格者の方が賛同してくださると思います。
このブログを読んだ合格者の方で、なにか付け加えることがあれば、コメントをください。
よろしくお願いします。