菅原文太氏に一度だけ、
お会いした事がありましたが、
かなりの迫力だった。
どう考えても一般人のオーラとは
異なる何かが存在した。
仁義なき戦いの広能昌三の
目つきで、見られたら
大概の人は頭を下げるであろう。
自分なんて正座が出来ない足なのだが、
ずっと無理矢理、正座していたからね。
その文太氏の代表作であり、
かなりコミカルな演技をしていた
作品である。
高倉健さんとの違いは、
コミカルな3枚目役が出来るか?
どうか?みたいな所がある。
勿論、文太氏は両方こなす!
今回は桃次郎を演じた!
トラック野郎
1975年公開
松竹の寅さんに対抗する為に、
東映は桃次郎を作ったとも聞く!
女にはだらし無く、
振られてばかりで、
喧嘩早くて、スケベで、
負けず嫌いで‥
まさに昭和男児の見本みたいな
キャラクターであった。
トラックの運転手を生業にしていて、
愛川欽也氏演じる
やもめのジョナサン
が相方で、2人が旅先で
起こす大騒動を描いている。
毎回のマドンナや、恋敵が
出演する点でも、松竹の
男はつらいよ
に似ている!
トラックもテキ屋もヤクザ家業みたい
なものだから、自然と
似てくる面はあるが、
70年代の日本の正月映画の
定番であった。
このトラック野郎もシリーズ化
されて1979年までに
10作も続くのである!
ラストは大体、無茶な注文が入り、
トラックを暴走させて、
途中でパトカーに追われたり、
仲間に励まされたりしながら、
仕事を無事に終えると言う
パターン!
当時の東映は予算もあり、
カーチェイスなんかも迫力があり、
見応えもある!
何にせよ、頼りないが、
やる時はやる!
桃次郎のキャラクターが良い!
実際に文太氏にお会いして、
別れの際に深く頭を下げたら、
あの桃次郎の目つきでニッコリ
笑い挨拶を返して下さった。
昭和のホンモノの男ってやはり
カッコイイし、眼球の鋭さが
脅威であった。


