音楽とは、聴くものではなく暴れるものだ!!
楽器とは弾くものではなく、人をぶん殴るものだ!!
本気でそう思っていた。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190803/15/sidotakuya/e5/a6/j/o0610034314521080481.jpg?caw=800)
1970年代、イギリスでパンクと呼ばれる音楽が流行した。
セックス・ピストルズを筆頭にクラッシュ、ダムト・・・・・
それは、世間に牙を剥けた若者が、音楽を武器に主張する反骨であり、
自由の象徴である。
そんなパンクムーブメントも1980年代に入り、その代表であったピストルズは解散。
ダムトもクラッシュもパンクからニューウェイブにサウンドも変化し、
パンクも終わった・・・・・
そんな時代であった。
そこに誕生するのが、エクスプロイテッド!!
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190803/15/sidotakuya/22/88/j/o0800079214521080489.jpg?caw=800)
POPをかき消すハードな音!!
モヒカンに鋲ジャン!!
(PUNKS NOT DEAD)
パンクは死んじゃいない!!
当時はセンセーショナルなスタイルであった。
これがハードコア・パンクが確立した瞬間かも知れない!!
その後、GBH、ディスチャージ、カオスUKなどたくさんのハードコアパンクが
UKとUSAで誕生した。
メロなんて関係ない!!リフなんて二の次だ!!
ただ叫んで、暴れれば良い!!
そう受け取った俺がいた。
14歳の時かな。
それまでは、TVでTHE MODSとブルーハーツを見て
突っ張る事しか出来ない少年が、ハードコアを聞いた瞬間!!
俺のライフスタイルはこれだ!!
と確信した。
もちろん、日本にもハードコアと呼ばれるジャンルは存在した。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190803/15/sidotakuya/f4/62/j/o0450063714521080496.jpg?caw=800)
消毒GIGとか。ライブというノリでは無い。
まさにGIG!!
客同士が曲始まる前に殴り合いが始まる。
もちろん、ステージに立つ、バンドも喧嘩早いから客と乱闘!!
ガーゼ、グール、ギズム、リップクリーム!!
14歳の時の俺には刺激だったな!!
インタビューが載っていて、そのバンドのGIGに行くとベースが辞めるから
入れと無理やり加入させられた事があった。
ベースなんて弾けないのにベースを弾けと(笑)
弾けない時はどうすれば良い?
との俺の問いに、客をぶん殴れば良い!!
なんて返答が来て。
GIGで生意気な客とかいたら、まっ先に、ぶん殴ってた(笑)
冷静に考えたら、金出して来てる客をぶん殴るんだよ!!
下手すりゃ、ベースで殴ると頭が割れて病院送り・・・・
これはいい商売だ!!
と本気で思った。
(今なら傷害罪が適用され即逮捕だ・・・・いや当時も?(笑))
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190803/15/sidotakuya/78/54/j/o0223022614521080501.jpg?caw=800)
でも本当の敵はヤクザと暴走族だったかな。
奴等は群れて来るから、パンクス拉致したり。
仲間がさらわれたりしたから、仕返しにバットとか警棒とかポン平持って、
本職のベンツを襲う!!
狩ったベンツのエンブレム集めしたり、やる事は暴走族やチーマより卑劣な事を
していたかも知れない。
もう、もはや、ハードコアは音楽のジャンルではなく、アウトローのジャンルに
数えられていたかも知れない!!
それでも、案外、音楽にはまじめで、たまたま、デカイ市民ホールで
ライブをやる機会があり、
次の日はベンチャーズ(本物)が、このホールでコンサートをやるというから、
リハで来ていた。あのエレキのインストやる有名なベンチャーズ!!
普段、人と目が合うだけで、ぶん殴るメンバーも握手求めたり(笑)
本当のミュージシャンはリスペクトしていた。(純粋なんだよ)
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190803/15/sidotakuya/d2/da/j/o0480064014521080507.jpg?caw=800)
ハードコア・パンクの中にも色々、ジャンルがあり、
ヘビメタみたいなテクが入ったガスタンクみたいなバンドは
メタル・コアとか呼ばれたり。
ただ、ノイズで走るのが、ノイズ・コア、速いビートがスピード・コアとか。
後のスラッシュ・メタルやデスメタルもそのノリに近く、
ビートパンクに近いPOPなのはメロコア、スカと融合したのがスカコアなど、
限りないジャンルとしてハードコアも分けられた。
そんな中、日本で有名になったのは、
全裸で臓物投げつけた初期のスターリンとか、
客にガソリン巻いて火をつけようとしたハナタラシ、
POPで音楽性で売れたラフィンノーズ
ハイスタとかは嫌いじゃないが、俺はハードコアとは認めない。
あれは立派なロックバンドだと思う。
今は、女、子供もライブハウスに来れる風習があるが、
当時は暴力事件に巻き込まれる為にライブハウスに行くものだと
思っていたから、今日も暴れに行くか!!
なんてノリ!!相手も同じ事考えてるから武器持ったり、
鉄の入った安全靴で蹴りを入れて来る!!
あっベースて本当に武器になるんだよ!!
壊すと高い武器だが(もうええちゅうねん)
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190803/15/sidotakuya/08/53/j/o0400040014521080515.jpg?caw=800)
本気で音としてハードコアを愛する人もたくさん、見て来たが、
やはり俺には暴力の匂いが好きだったかも知れない!!
今回は、音楽のジャンルとして記事を書こうとしたが、
ジャンルというより、アウトローな生き方しか出来ない
ハードコアというジャンルになってしまったが、
俺のロックの始まりはハードコアだから!!
とてもイカレテ、イカシタものだと思う!!
暴力が正しいと主張してるわけでは無い!!
それ程、血気盛んな時期に出会えたものがあったと俺は言いたいだけだ。
(フォローになってないから、今日はこの辺りで!!
自由にやろうぜ!!自由にさ)