ドガドガ周り、新しい報告。 | 望月六郎的日記『中年勃起』

ドガドガ周り、新しい報告。

6月27日

 

まずは、中瀬古健の一人芝居、太宰治作品『駆け込み訴え』の進捗情報です。

6月16日、一通りの芝居づけが終了した。

で、「次週の稽古はどうする?」の僕からの質問に

「とにかく入れてみようと思います。時間が欲しいです」

が健ちゃんからの希望でした。

そこで、次週23日、僕はお休みとなりました。

 

ひと月以上にわたって、ある種集中していた。

寂しい、という訳じゃないけど、ぽっかりした気分。

 

しかし覚えなきゃならないの健ちゃんは、そんな気分に浸れるはずもない。

「チケット、買っていただく度に、プレッシャーを感じてます」

そんな感想も漏らしていたし、追い込まれているんだな…と感じた次第。

 

しかし、そんな23日に僕は別の用事と向かい合ってました。

次回作のオーディションです。

 

新型コロナ禍を向かえて僕らを囲む状況もだいぶ様変わりした。

ドガドガプラスも幾たびか公演中止を余儀なくされた。

稽古中に僕自身がコロナ感染してしまった時は、

 

「もうお芝居も終わりかな」

 

と、つくづく感じた。

 

隔離されたアパホテルから稽古場に戻った僕に、

「とにかく公演続けて欲しい」との希望が伝えられた。

「劇団も継続して下さい」との事でした。

それまでは、僕がダメになったならこの集団はおしまい…そんな風に考えていた。

しかし、みんなの情熱が伝わったおかげで、

「僕がどうのこうのではないんだな」

「難しい問題にはみんなで立ち向かえばいいんだな」

そんな風に考えることが出来るようになって、以降気持ちが軽くなった。

 

つまり内部的には引き締まる事ができたのですが、コロナ禍以降の世界は、だいぶ変化した。

以前は10通以上の応募があったのだが、前回から激減してしまったんです。

「お芝居してみたいな」

そんな夢も、それどころじゃない現実の前で萎んでしまったんじゃないか、と思います。

23日、今回は三人の面接を行いました。

三人ともなかなか面白い。良かった。いい仲間が増えるかもしれないな。そんな気持ちになれました。

 

現在僕らのチームの出演者、60パーセントはオーディション出身者です。

コツコツと増えてった仲間が僕らのコミニュティの中核なんです。

小さいけれど一歩前進できるんじゃいかな、そんな確信を持つことが出来ました。

三人の新人に、乞うご期待して下さい。

 

で、話は中瀬古健に戻ります。

 

月曜日に次回稽古の依頼があった。

「なんとか、一通り、できるようになりました。現在70分です」

メールの文面、電話の声に明るさが戻った。

 

そこで稽古再開です。

本日3時から、最初の通し稽古です。楽しみだなあ。

明日も3時から、ダメ出ししながらの留め通しとなります。

そこからは再び健ちゃん努力の日々です。

 

この二日間の稽古に関してはまたブログでご報告します

 

そして来月3日、4日と2回のゲネプロ。

5日、6日、7日の公演本番を迎えます。

 

それじゃあ。