残り三回です。
4月28日
晴天。まるで夏。
いよいよ本公演も残り三回残すのみ。
昨日は初代ケンちゃん事、中瀬古健も来館。
終演後、感想を聞いた。
「シリーズ三作中一番良かったです。望月さんの優しい気持ちが伝わりました」
その理由を問うと、
「とにかく明るかった。一人も傷ついていなかった。本来ならそうなってもおかしくなかったのに」
だそうです。
「自分はそんなことを気にしていたか、どうか」
それはわからない。
しかし、暗くしたり、陰惨になるの、避けたい気持ちはあった。
一歩間違えればそんな話になりかねない設定であることは知っていました。
だいぶ以前フランスで主婦と母親やってる女性の新書本の話です。
先進国の中でフランスは子供の数を増やしているそうで、その秘策と苦労が綴られていた。
最大の貢献は教育だそうです。
「みんな裸ん坊」的タイトルの絵本があるそうです。(今Googleで検索したらエロいの出てきてしまった)
内容は、先生も僕もママもおじさんも、みんな裸、的内容で、裸に対する免疫というか劣等感をなくす意図があるようです。
ポルノとかスポーツを観てると肉体エリートしかいない。
自分の裸に自信を持てない子供たちはせっくすを怖がるようになる。
特定の人が行う特別な行為…確かにsexエリートたちの饗宴って感じだもんな。
本来のsexはそんな凄いもんじゃない、って教えないと萎縮してしまう子供もいるだろう。
子供たちの性からポルノの影響力を削ぐ。
その為には性を抑圧、隠蔽するのではなく開いた環境に置く、積極的に性教育する。
それ専門の教師やカウンセラーを用意して、両親と子供の間に郷里を置く。
親の独断に子供が困らないよう、干渉を塞ぐ措置が取られているようです。
日本でも、改革を進めようと試みたようですが、統一教会の支援を受けた自民党議員から反対を受け霧散しました。
話が大袈裟になってしまったな。
以前もブログで書いたけど、ポルノ、アダルトビデオの現状・将来に関して、忌憚ない意見交換が始まることを願います。
それはさておき後三回。
客足は正直コロナ以前の状態に戻っていない。
飲み屋だってそれで潰れてるんだし、コロナで人々の生活様式はだいぶ変わった。
寂しいけど、悲しんだって仕方ない。
そんな僕の気分を救ってくれているのが、お客さんの反響です。
一幕・二幕・どんどんとお客さんの拍手や反応が大きくなっているのが分かります。
「この熱狂は本物だ」
そんな気分にさせてくれます。
後三回。浅草東洋館劇場で起きている小さな奇跡に立ち会ってください。
お待ちしています。それじゃあ。