今日はゲネプロです。 | 望月六郎的日記『中年勃起』

今日はゲネプロです。

4月23日

 

いよいよ明日『セクシー女優事変・人妻死闘篇』初日を迎えます。乞うご期待。

 

というわけで昨日は5時半に小屋入り。

10半までの5時間、お芝居の場当たりでした。

ワンシーンを残してしまったが、まあ計算通りの範囲です。

今日、やり残した部分をサクッとやっつけて、予定通りの7時半からゲネプロと相成ります。

本当に楽しみです。

 

 アダルトビデオ・人妻・依存症・オイディプス王・フロイト・サラブレット、それにロック

と『人妻死闘篇』には大変多くのエッセンスがてんこ盛りです。

休憩込み2時間20分の間、飽きてる暇ない作品に仕上がったと自負しています。やったことなかった

 

書き上がった後も、色々調べることもあって、最近気になっているのが競馬です。

僕は競馬に関して大した興味を持ったことがない。

馬券買ってた時期もある。競馬場に行った時期もある。

きっかけは奥田瑛二さん主演の映画『極道記者』を三作品監督したことから始まった。

 

何しろそれまでギャンブルはほとんどやったことなかった。

高校時代から麻雀はやった。

でも麻雀はまあ、お金かけてるけど、ゲームだな。

ゲームとしても面白いし、仲間と喋ったりも楽しい。

これまた映画撮影の影響で一時期フリーの雀荘に出かけた時もありました。

でも、ハマったことはなかった。

 

パチンコは基本的に音がダメ。

イライラしちゃって受け付けない。

そういうわけでちっともギャンブル体質ではないのですが競馬はいろいろ調べました。

奥が深い、というか暗闇を抱えている感もあります。

まあどんな商売でも光と影があるでしょう。

競馬は生き物を扱っているのだから難しいのは当然ですね。

 

犬に関しては現在血統のあり方が問題視される。

 

ボクサーがガンで死んじゃう、とか

ブルドックは血が濃すぎて、体格の変形が進みすぎて、自分で出産できない、とか

ダックスフントは、脊椎に問題ある、とか

 

つまり行きすぎた純血は問題を生むことが注目されてる。

サラブレッドはそもそもたった三頭が始祖とされ現在まで300年間交配が続いてる。

三頭というから三系種あるのかな、と思ったが90パーセント以上が、一つの始祖に絞られてる。

なぜなら誰もが強い馬の血が欲しいからどうしても集中してしまうのだ。

 

行きすぎた近親交配は問題がある。

ということで三代前、4代前まで親が重なるのが交配の限界とされているようです。

しかし、馬主立っての希望とあれば2代前でも交配が行われ、エルコンドルパサーなんて強い馬も生まれてる。

世界で大活躍し種牡馬になるのだが引退後わずか2年、腸捻転で死亡…わずか7歳だった。

 

サンデイサイレンス、ディープインパクト親子は現役時代も好成績だが種牡馬になっても大活躍した。

その結果日本には、彼らの子孫が大変多くいる。

今では彼らの孫ひ孫世代が多く走っているけど、競走馬は健康に関して問題を抱えているようです。

有望視されて種牡馬になっても、早死してしまったり、そもそも繁殖機能を持たぬものも多いそうです。

 

そんな中で特に僕の興味を引いたのがアメリカの二冠馬・ワォーエンブレムだ。

ディープ産駒で溢れかえった日本に大変な期待を持って輸入されたのだが彼には問題…?があった。

小柄な栗毛馬以外、やる気を出さぬ、というか受け付けないというのだ。

それゆえロリコンと揶揄されることとなってしまう。

 

種牡馬は多額のシンジケートを組む際に保険を掛ける。

だがワォーエンブレムは交配能力そのものに問題があるわけではないため、事故扱いとはならず保険も成立しない。

そこで陣営が考えついたのが逆当て馬とも言える方法だった。

小柄な栗毛馬を当てがいワォーエンブレムをその気にさせる。

この状態で覆面をして、本来相手をするべき肌馬を登場させ、合体させてことなきを得ようとした。

それだけ貴重な決闘だったわけです。

 

一旦はうまく行っていたようなのですが、このカラクリにワォーエンブレムが気づいてしまった。

すっかり人間不信となって、一才の交配を拒否。

どうにも手を焼いて、アメリカに帰っていただいたそうです。

 

ソメイヨシノは交配じゃなくて、同種の枝を他種の根に差して育成するため全てが同じDNAだそうです。

それ故、一斉に咲いて一斉に散る。

大変見栄えがいいのだが、全て同種であるため、この先生まれるウィルスでいつ同じ病気にかかってしまうやも知れない。

そこで現在後継種としてコマツオトメとジンダイアケボノという2つの品種が選ばれ植え替えが行われている。

 

馬の歴史は長いがサラブレッドの歴史はたった300年。

人間様の欲望が彼らの意思とは関係なく新たなサラブレッドを生み出している。

この先いつ反乱、というか反抗というか、人間が作ったルールに拒否するが分からない。

僕はそんな風にも考えます。

 

馬関係のYouTube見てると、血統というロマンにハマっているのはどうやら女性も多いようだ。

貴族、って感じもして、憧れが生じるのだろうが、なかなか難しい問題がありそうです。

 

馬の話は正直どうでもいいのだが、もしかすると第四弾『絶頂作戦』も府中を舞台にしようかなと思っています。

刑務所やら、古戦場のロマン、競馬場もあるからね。

今日も4時過ぎに家を出ます。それじゃあ。