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<J1:大宮3-0C大阪>◇第1節◇7日◇NACK

 大宮イレブンが、右大腿(だいたい)骨骨肉腫のため闘病生活に入ったDF塚本泰史(24)に、開幕勝利をささげた。C大阪に圧勝し、昨季終盤まで 降格の危機にひんしたチームが首位発進。クラブは今後手術を行う塚本を、今季中にリーグ戦のピッチに立たせたいと、選手登録を解除していない。目標の勝ち点55、5位以内を早々と決め、背番号2をピッチに迎え入れるつもりだ。【引用:2010年3月8日ニッカン】

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まったく同じ骨の病気を5年くらい前に初めて知り、そのときをとても良く覚えています。当時早稲田大学のチアリーダー部に所属していた佐藤真海さんが右足に腫瘍を発見し、残念ながら切断してしまいました。それでも元気にがんばる姿をつづった自叙伝「ラッキーガール」という本を買って読みました。

多分一番楽しいであろう女子大生だったのに片足がなくなり、投ガン剤で頭はスキンヘッドになり、相当の辛い思いを経験し、人知れず涙を流したそうです。そんな日々を乗り越えて日常を取り戻し、高校のときにやっていた陸上を再開し、走り幅跳びの選手としてアテネ・北京のパラリンピックに出場。現在もOLをやりながら競技活動しています。

(佐藤真海選手ホームページ:http://athlete55.com/sato-mami/ )

佐藤真海さんの本によれば、この骨のガンといわれる骨肉腫は10代に多く発症し、100万人1~2人の確率、膝周辺に発症しやすく、佐藤さんは足首で珍しかったそうです。そんな確率の低い病気に現役のプロアスリートが侵されてしまうというは、運の悪さ以外何もいいようがありません。

カミングあうとするのも辛かったと思います。テレビで記者会見見ました。もちろん一番やりきれないのは塚本本人ですが、これから主力として活躍を期待していた大宮アルディージャとしても痛手です。それでも通年は契約選手として籍を置かせるということで、本人にとってもありがたいでしょう。

実は、今年の塚本の契約を継続させる大きな理由があるそうです。それは、大宮アルディージャはシーズン中に余裕の5位圏内に入れたら、背番号2番を出場させる壮大なプランを掲げたそうです。どうやら塚本の場合は佐藤真海さんのように切断にまではならず骨移植でよいそうで、(アスリートとしては絶たれても)普通の生活はできるので、ピッチに立ってボールは蹴れるそうです。これは絶対5位圏内に入って欲しいですね。「万年降格争い」返上も兼ねてぜひJ1で猛威を奮って欲しいです。

あと、こんなことを言ってはいけないのですが、今回の塚本選手の病気により大宮アルディージャ自体が広告宣伝効果・経済効果が上がったと思います。スポーツニュース以外のニュースにもチーム名が出ますし、グッズなども売れ観客動員も増えてゆくでしょう。「塚本効果」「怪我の功名」だからといって在籍させているというわけではないでしょうが、是非チームとしてバックアップをしてあげて欲しいです。

そしてそして、気持ちが選手に乗り移ったように今日の試合は快勝しましたね。得点を決めた藤本のヒーローインタビューで塚本を思い流した男泣きは、ジーンと来るものがありました。よく選手が怪我をして出場できなくなったときに、他のメンバーが怪我で出れない選手を思い、ウェアに選手の背番号などつけたり、願掛けをしますが、そんな気持ちを強く持って結束力がつけば、大宮は上位に行けるかもしれないですね。