1月に訪れて、再度の訪問。季節は、2022年4月末のゴールデンウィークです。
場所は『原鶴温泉』の温泉街でも一番目立つお宿『ホテルパーレンス小野屋』さん。
2日目の朝です。
まずは、朝から露天風呂を堪能して、ちょっとノンビリしたところで朝食。
昨夜の夕食と同様、大きなホールではなく、ちょっと贅沢な中庭にある離れで朝ごはんです。
中庭と離れの様子です。
左にある建物の角っこが夕食・朝食をいただいた場所。
木々が沢山植えられている中庭は癒しの空間です。
さて、では朝食の時間となりました!
とにかく『パーレンス小野屋』さんの夕食はとても美味しかった。最近食べたホテルや旅館の料理の中でも屈指の味だったと思います。
で、朝食はどんなかな~と期待が高まりますが…うれしいですね!こんな感じの朝ごはんです。
高級食材がドンドン並んでいる…というのではないのですが、素朴な素材の1つ1つが程よく味付けされていて、いずれも美味しくいただけます。
さらに、焼き魚と湯豆腐がついて、すっかり満足の朝ごはんです。
最後はヨーグルトで〆です。
コーヒーがついているのがうれしい。
なお、ルームサービスでもドリップコーヒーが1人2杯分、無料で提供されていました。
温泉を目当てにやってきた『原鶴温泉』ですが、『パーレンス小野屋』さんは”食事を目当てに”やってきてもイイですね!
さて、食事の後にさらに部屋風呂に入って、温泉の〆をしたところで、そろそろチェックアウト!帰途につきます。
が!
せっかくここまで来たので、いくつか寄り道して帰りましょう。
原鶴温泉街を出てすぐのところにある『道の駅原鶴 ファームステーションバサラ』
結構大きな道の駅です。
季節は子どもの日直前!
道の駅の前の、まだ田植えが始まっていない田んぼでは沢山の鯉のぼりが泳いでいました。
道の駅のお店の中の様子。
沢山の人で賑わっていました。果物づくりも盛んな地域です。野菜や果物が所狭しと並んでいます。
今回は、ここでは木の苗をいくつか購入して、では、次の目的地へ!!
やってきましたのは、『原鶴温泉』とは『筑後川』を挟んで対岸になる、
うきは市吉井町。
白壁の街で知られる、『重要伝統的建造物群保存地区』の1つです。
こちらも、2020年12月に本ブログでご紹介しました。
前回は、地区の中央から西側のエリアを中心に散策をしています。今回は、東側のエリアを散策してみよう!と思います。
まずは、前回同様に、地区の情報発信拠点『観光会館 土蔵(くら)』さんの駐車場に車を停めて散策に出発!
『白壁通り』をテクテクと南に歩くとすぐに『南新川』を渡ります。渡って道沿いに西に行けば地区の中心になりますが、今回は川を渡って左折して東の地区へ。
水路が地区の中をいくつか通っている、吉井町。水のある古都の風情はなかなか風流。
南新川に沿って歩いていくと『吉井小学校』があります。
小学校の前の川面には、沢山!の鯉のぼりが泳いでいました!生徒さんの手作り鯉のぼりですかね?
可愛らしい風景。
しばらく行くとうきは市指定文化財の1つ『鏡田屋敷』がありました。
まずは、ここを見学。見学は無料!
パンフレットによると『鏡田屋敷』は、昔の街並みが残る吉井地区でも、現存する唯一の『屋敷型建造物』だそうです。
『屋敷型建造物』って…まあ、たぶん、家屋の周囲を庭園や塀で囲んだ建物…ということみたい。
確かに、多くの建物は通りに面してお店の間口が広がっている商家の形式ですが、ここはちゃんと塀と門がある、ということでしょう。
もともとは、商家などではなく、郡役所の官舎として建てられた…ということで、つまり、お役人の宿泊所。
そのため、天井や鴨居が低く、明り取りの欄間に工夫がしてあったりして、ちょっと面白い造りになっています。
段違いになった3つの居間は、奥の方が段々と高くなっていて、奥の方に位が高いお役人が休憩したのだとか。
1階の広間の様子。
庭には南新川から水を引きこんだ小川の跡がありました。
建物の梁の様子。
立派な梁です。歴史感じる。
2階の広間の様子。
こちらは後に私人が所有するようになってから、お客さんを招いての宴会用に建て増しした部分だそうです。
ここから見ると、当時は、耳納連山が一望できる、その山々の前に水を湛えた田んぼが広がって、それがまるで鏡のように空や景色を映し出していたので、それで『鏡田』屋敷…と呼ばれるようになったそうです。
この時は、特に気が付かなかったのですが、あらためてNETでチェックすると、『鏡田屋敷』では市民大学の開催など様々な活動が行われているようです。
屋敷の一部は売り払われて民家として利用されているそうです。
屋敷の蔵の1つは住宅に。後から蔵に窓や玄関をつけたのでしょうね。なんだかおもしろい建物。
さらに東に行くと、『日岡古墳(ひのおかこふん)』があります。
およそ1500年ほど前の前方後円墳で、国指定の史跡。
横穴式石室があって、内部には幾何学模様や武具などが描かれた貴重な装飾古墳…ということなのですが…。
んっ??
人気もなくて寂しい…。古墳に上がれるようになっているけど、何となく荒れた感じが。
奥には小さな上屋や井戸のような穴があるのですが、いずれもボロボロで施錠されていて立入りもできません。
後でNETで確認したところ、月1回(第3土曜日)のみ1週間前に申し込みがあったときに石室内の見学が可能…となっていました。
貴重な文化財の保存も重要ですが、文化財をいかにちゃんと公開していくか?ということも大事ではないかな~。そのバランスが要るのでは?ちょっと荒れた感じで人を寄せ付けないのは、何だかもったいない感じもします。
『日岡古墳』と道路を挟んで向かい側に広がるのは、『若宮八幡神社』
1153年(仁平3年)に源為朝が鶴岡八幡宮を分霊して建立されたと言い伝えられているということですが、いずれにしてもかなり歴史が感じられる、立派なお宮さんです。
『若宮八幡神社』を挟んで、『日岡古墳』の反対側にあるのが『月の岡古墳』です。
古墳時代中期(5世紀頃)に作られた、全長約80mの前方後円墳で、出土品や発掘記録は国の重要文化財(うきは市立吉井歴史民俗資料館特別収蔵室で収蔵)だそうですが、江戸時代に発掘されたこの古墳にあった石室は現存していません。
ここも荒れていて、何もないのは残念です。
ちなみに、『月の岡古墳』については、途中表示などもないので、探し当てるのもちょっと難しいかもしれません。
という感じで、吉井町の東側は、古墳などもあって歴史の街としてはかなり年代も幅広なのですが…観光や学習で訪れても、少し物足りない(ここにあるもの自体は貴重なんですけど)。
そうこうしているうちに、お昼ご飯の時間になったので、お店などもほとんど見受けられなかった東側のエリアから、町の中心の『白壁通り』に戻ってみます。
今回の目標は…??
ここ!『中華そば おさみ』
朝ごはんをしっかり食べたので、つるっとラーメンでも!ということで。
九州で”ラーメン”は基本的に豚骨ラーメン…ということは外せない…ですが、本日はちょっと趣旨を変更。
鶏ガラスープに和風の出汁を掛け合わせた「中華そば」が特色のお店です。
重要伝統的建造物群保存地区の中心になる『白壁通り』と並行して1本西側にある狭~い『梅小路横丁』にあるお店です。
食事のオーダーは入り口で食券を購入します。
まず、『中華そば おさみ』の定番『中華そば』
スープもコクがあって、麺もシコシコの太めで食感がしっかりしていて、美味い!
のですが…何か足りない??
現地でもらったパンフレットの写真には、チャーシューがきっちり載っていて、NETでは「鶏肉のミンチ」が、と記載されていたのに…このときトッピングされていたのは”鰹節”
由緒ある鰹節?だったのかも?しれませんが、やっぱりちょっと肩透かし感が。
その点がちょっと残念。
こちらも名物で、セットにできる『おさみ丼』
肉みそごはん。意外に薄味で上品なごはん。卵と相性バッチリ。
で、こちらが『中華そば』と並んで看板メニューの『辛味まぜそば』
ピリ辛の濃厚だしに絡めて食べる汁なしそば。これも美味い。
でも、よく考えたらセットで卵が1.5個。麺も卵がたっぷり?朝も立派な卵焼きだったので、コレステロール要注意。
では、食事も終え、ブラブラと古い街並みを散策しながら駐車場へ戻りましょう。
このお店は和風のステンドグラスのお店。
ちょっとシャレたお店が点在しているのが吉井町の楽しいところ。
さて、このままFUKUOKA市内へ直行!
というのも少し寂しいのと、何となく”チャーシュー”を食べ損なったのが物足りない…ので、途中でスィーツでも!!
で、やってきました。
朝倉の『三連水車』のそば、『朝倉街道(国道386号線)』から少し入ったところにある『アップルパイのお店 林檎と葡萄の樹』さん。
アップルパイと林檎カレーが有名な人気のお店。最近パスタのお店『リンゴ庵』も別棟でできています。
お昼もすっかり回った時刻に行ったのですが…『リンゴ庵』の方は満席!お客さんが沢~山待っていました。
別にパスタが食べたかったわけではありませんが、立派な!イチゴパフェの看板があったので、そちらに惹かれたからですが…。残念ながらあきらめて、定番!アップルパイをいただきましょう!
で、これが名物アップルパイ!!
しかも、アップルパイにきっちりアイスクリームが乗っかっている『ア・ラ・モード』セットです!!
チャーシュー分もしっかり回収。
やはりアップルパイは王道の味。美味しいアップルパイをイメージしていただければ、その通りの味です。
気軽に楽しい『原鶴温泉』
お湯がイイし、何度行っても飽きない。
加えて、今回のミニ旅行は、食事が大満足!!でした。
いや~食べ過ぎた~!