2019年3月『エアアジアX』が日本:福岡—マレーシア:クアラルンプール線に就航!
ちょっと遅くなりましたが、初のマレーシア直行便利用です!!
アジアに一番近い国際空港『福岡空港』からは、三大都市圏以外の空港ではかなり色々な国の都市に直行便が就航しています。
でも!なかなかなかったのが”マレーシア:クアラルンプール”路線。
高齢者が移住したい人気の国マレーシア。ですが、シンガポールやベトナム、タイなどに比べれば日本人が観光に行く回数も少ないし、ナショナル・フラッグ・キャリア=マレーシア航空が経営不振に喘いでいる状況が長く続いたためにマレーシア直行便は福岡空港にはなかなか来なかった…。
しかし!東南アジアが経済発展を続けると日本人観光客ではなく東南アジアから日本への観光客が増加。そんな世界経済情勢の変化に対応するように、ついに直行便就航!!週4便ですが、日本人とほぼ変わらないのでは?と思うくらい海外(マレーシア)の人々が乗っているみたい。
就航したのはLCCの大手『エアアジアX』こちらも福岡初乗り入れとなりました(2019年7月からはバンコク線も就航)。
では!早速行ってみましょう!!
この日のクアラルンプール線の出発時刻は朝7:55。福岡空港国際線ターミナルには時間に余裕を持って6時過ぎに到着。
実を言うとこのくらい早い時間に福岡空港国際線ターミナルに来たのは初めて…かも?
朝ごはんもろくろく食べずに空港に来たところ…一般区域の飲食店の開店時間は7:30!!早朝に福岡空港国際線ターミナルでは食事ができない(涙)。
この日の出国審査の開始時間は6:45。その前にはすでにこの行列。出国手続きをして制限区域に入ってから飛行機への搭乗案内までの時間はあまりなし。
朝早い便はLCCが多いようですが、意外に不便。まあ、朝ですからしようがないけど。
『エアアジアX』の福岡-クアラルンプール便は『エアバスA330-300』での運行。大型の機材ですが、さすがLCC?
シートはシンプル。モニタもイアフォンジャックも何もない。ブランケットもない。モニタがない分シートが薄く、シート間隔も狭くできるので手荷物を前の座席の下に入れる時もちょっと狭い感じがした(これは感じだけかも)。よく見るとシートもほころびがあったりする。
まあ、これは値段を考えると仕方ないですけどね。
ミールのサービスは当然!別料金です!!
朝ごはん食べてなかったからもうお腹はペコペコ!!あらかじめ予約をしていた食事が出てきたのは離陸後3時間近くしてから。
やはり、多少何かお腹に入れて乗ればよかった(このときは気流がよくなくて、サービスの提供が遅れたのでなおさら)。今回まず第1の後悔でした…。
アルミのパックに入ったご飯とミネラルウォーターがミールサービスの基本。
ただ、味はまあまあ美味しい!!
(写真はマレーシア名物の「チキンライス」炊き込みご飯の上に蒸した鶏肉が載っているシンプルな料理ですが)
余りにもお腹が空いていたので、さらに機内でもその場で甘味の注文を。
まずは『パイナップル・タルト』とコーヒーのセット。
いわゆる?台湾とかで名物の「パイナップル・ケーキ」に似たもの。意外なボリューム感。
これも美味しい。
こちらは『チーズ・ケーキ』とコーヒーのセット。
日本でよく食べる『チーズ・ケーキ』のイメージとは違ってかなりしっとりした食感。甘さは控えめ。味は不味くはないけど普通のチーズケーキを想像すると「?」となるかも?
どちらのセットもコーヒーは甘いミルク入りのインスタントなのが残念ですが、まあ、水よりは暖かくていいかな。
2つのセット併せても日本円1000円でおつりがくる。
さて、『クワラルンプール国際空港』に到着しました!!飛行時間はおよそ6時間。エコノミーでギリギリ我慢できる時間ですかね?それほど疲れずに降りてきました。
『クワラルンプール国際空港』は、ナショナルフラッグキャリアなどが利用する『メインターミナル』及びエアロトレインでメインターミナルと連絡する『サテライト』、それと別に新たにできたLCC専用の『KLIA2』ターミナルがあります。
福岡からの直行便は『エアアジアX』線。到着・出発はこの『KLIA2』になります。
ということで、外観は『KLIA2』ターミナルの乗降スポットの様子です。
『KLIA2』ターミナルは、『P』『Q』の乗降スポットがあるビルと、『J』『K』『L』の乗降スポット・入出国・航空会社カウンタなどがあるビルは別棟になっていて、2つの建物になっています。上の写真はこの日到着した『P』『Q』の乗降スポットがある建物。横一列にスポットが並んでいて中央部分にショップなどのサービス機能が集まっている構造です。
『P』『Q』の乗降のスポットがある建物から『J』『K』『L』のターミナルのビルを見たところ。写真のとおり、長~いペデストリアンデッキでつながっていています。
これがその長~いペデストリアンデッキ。えっちらおっちら歩いていきます。
別棟のターミナルに入って入国審査。
マレーシアでは入国カード(パスポート番号とかどこに泊まるとか税関審査は要らないよとか…書くカード)が廃止されていて便利!な一方でNETでは『KLIA2』ターミナルの入国審査に(時間帯によって)1時間以上もかかって苦情殺到…というのもありました。
このときはちょうど午後の込み始める時間帯でしたが(現地時間で午後1時過ぎ)、そこまで待たされず、かと言って早くもなく一般区域へ。
続いて手荷物の受取り場所に移動…と思ったらいきなりショップが。
ターンターブルの向こう側にショップ群が見えます。こんなところでショップの意味って…お土産は事前(観光の前)に入手しておきましょう!という趣旨でしょうね。
う~ん、意外に便利なのかもしれない。
一般区域に出てきました。
『KLIA2』ターミナルの特徴は、一般区域にショップが沢山ある!!というところです。
立派なショッピングモールが到着フロアを中心に広がっています。まあ、すごい!
クアラルンプールのイメージって、「あちこちにショッピングモールがある!」って感じですが、空港の中にも立派なショッピングモール。
クアラルンプールの人ってどんだけ買い物が好きなの??
到着フロアの一般区域がこんなですよ。
出口まで遠い(笑)
まだまだショップが続く!
このシーンは到着のシーンなわけですが、帰国するときにはタップリ余裕を持って空港に着いて、一般区域内のショップを巡るのも面白いかも?
ショッピングモールを抜けると駐車場などです。
『クアラルンプール国際空港』からクアラルンプール市内までは40~50㎞。車の移動ですと1時間は見ておく必要がありますが、タクシーが安いマレーシアだと3000円以内で行ける。空港連絡鉄道もありますが、今回は利用せず。
では、早速ですが出発の場面です。
帰国の福岡空港直行便の出発は深夜(このときは0時25分発(時間は変更があるのでご注意を))。午後9時過ぎにターミナルに到着。
帰りも『エアアジアX』便ですので、使うターミナルはLCC専用の『KLIA2』ターミナル。3階(レベル)の出発フロアのエントランスです。
ターミナルの中に入るとまたショップ。
ここにもいろいろなお店が揃っている。
お店の中を表示に沿ってどんどん行きます。この点はわかりにくいかも。
航空会社のカウンタは「S」~「V」まで。それぞれのカウンタに行先表示があるので、それを探していずれかの島に並ぶのですが…。
大きな電光掲示板でも確認。
それにしても、航空会社のカウンタの周りにもショップがずら~り並んでいる。ショップとカウンタがごちゃごちゃ混じっている感なので楽しいけれどちょっと分かりにくい??
航空会社のカウンタの様子です。
この時間でも結構な人が並んでいます。この列がなかなかなくならない。日本国内のカウンタのスピード感と比べると結構イライラするくらい。最初に「JAPAN」の表示がある「U」のカウンタの列に並んで待っていたら、途中で「V」のカウンタに行け、という指示が。「V」はモニターでは「INDNESIA」の表示だったのですが、こういうところでは融通を利かしているようです。
思いのほか航空会社のカウンタでの手続き・荷物の預け入れに時間がかかってしまった…。出国審査とセキュリティチェックはそれほど待たずに通過。
でも、あまりゆっくりターミナルを散策できる時間が無くなってしまいました(涙)。
なお、セキュリティチェックは1回ではなく、待合室に向かうところでもう1回あるので要注意。時間ギリギリにならないように気をつけましょう。
メインターミナルからは『J』『K』と『L』の搭乗口が左右に延びています。
『J』『K』は出国審査の前から分岐。『L』は審査をしてすぐのところで分岐しています。こちらは『L』の方へ向かう場所。今回は『Q』の出発フロアだったので、こちらの方の散策は残念ながらパス。
今回の搭乗口は『Q』だったので、分岐するところからさらに『P」『Q』の搭乗口の方へ移動。
制限区域内のショップはこの奥になります。
メインターミナルのショップ街。この先にもショップは点在しているのですが、品揃えも違うので、買いたいものがあったらとりあえず手に入れておくのがイイです。
同じくメインターミナルビルの制限区域のショップの様子。結構大きい。
でも…到着・入国のところで触れたように、一般区域に大きなショッピングモールがあるので、むしろ「空港でもいっぱいお買い物したい!」という人は制限区域内に入ってからよりも、一般区域内の方がショップのバリエーションも豊かなようです。
ショップエリアを抜けて、『P』と『Q』の搭乗口・スポットがある別棟へ移動します。到着のときのように、長~いペデストリアンデッキの通路を通って別棟まで。
この移動の時間も意外にかかる。
ペデストリアンデッキを移動中。上の階に見えているのは到着客の動線。来るときに通ってきたところです。
別棟の入り口付近にバーがありました!
イスラム教徒が多いマレーシアだからでしょうか、お酒を置いていないレストランも多いのですが、空港ターミナル内もアルコールが飲める場所が気のせいか少ないみたい。
ゆっくり飲みながら搭乗までの時間を過ごしたい、という人はここもチェック。
先ほどのバーを少し過ぎたところで別棟のターミナルビルの中央エリアに入ってきました。
こちらの建物にも結構広いショップ。定番の免税品などはここでも十分に入手可能。
こんな感じのお店が広がっています。
ほかにもいろいろな空港サービスがこのフロアにも存在しています。
診療所もわかりやすいところにありました。
ショップの奥に並んでいるのが飲食店。ただ、基本的には写真のようなフードコートとファストフード店です。
前の写真の一番右に写っているお店で注文。来た時みたいにミールサービス(別注文で有料)が出てくるのが遅かったら…と考えて帰りはあらかじめ食事を採ってから搭乗することとします。焼うどんは見た目よりもあっさり味。チャーハンは美味しい!どちらも若干空港値段(日本の普通のお店と変わらない値段かな?)でどちらもボリュームあり。お腹いっぱいです。
こちらはフードコートをぐるっと回ってきたところ。ファストフード店。それにスパがありました。
その隣にあるのが空港ホテル『サマサマ』。
フロア中央にあるののがスタンドバー。飲めるアルコールが売っているのはここともう1軒下のフロアにあるだけ?値段はやはり空港値段。意外高い。前の写真の『カールスバーグ』の小瓶が30リンギットちょっと(700~900円)する。
さらにその隣にはラウンジがありました。
搭乗口の方に向かうのは下のフロアになります。階段を下りて行きます。
フードコートの下のフロアは個店のフロアになっていました。ただ沢山の種類があるわけではないので、やはりお目当ての物があったらそのときに購入するのがよいです。いろいろ見てから…というのはお店が分散しているので時間的によほど余裕があれば。
このフロアには椅子も揃っているので、ここで時間を待つ人が多い。
フロアの隅っこに案内カウンタ。その後ろに喫煙所がありました。
無料で映画が鑑賞できるスペースもありました。この時は覗いてみても何もやってなかったですが、シートがフカフカなので映画鑑賞だけでなく休憩場所としても穴場?
その隣のカーペットの部分では若い人たちがゴロゴロくつろいでいます(笑)
この建物には『P』と『Q』の搭乗口が左右にあるのですが、こちらは『P』の搭乗口の様子。
『P』側に行ってみると、ショップがあって…。
そして、すぐにセキュリティ・チェック。
出国手続き後にもセキュリティ・チェックがあったのですが、どうもチェックが何度もあって面倒な気がする。時間が深夜近いからかそれぞれのチェックの時間はそれほどかからないのだけれど、こういうのが最後にあることをあらかじめ予定していた方が慌てないかも。
搭乗時間まではまだ時間はありますが、ちょっと余裕を持って移動します。このときの搭乗口は『Q14』
『Q』の途中にもショップがいくつかはあります。コンビニエンスなショップがあったのでクッションを購入。最後に忘れ物を解消できるのがうれしい。
ところどころにこういうショップも。
どんどん行くのですが…『Q14』ってどこ??
いや~『Q14』は一番端っこでした。搭乗口も結構多いのでさらに思った以上に移動に時間がかかった…。
ついに到着。搭乗時間の1時間くらい前にゲートが開いて待合室へ。この待合室に入るときにも最後のパスポートチェックがありました。
待合室に入るとトイレもないのでこの前に済ませておくのが安心。
待合室はこんな感じで椅子があるのみ。ここでしばらく待った後に搭乗開始。
結局、出発時刻の3時間以上前にターミナルに到着したのですが、手続きしたり食事したりしているうちに搭乗開始。思った以上にゆっくり遊ぶ時間がなかった…かな。
最後に帰りのミール。やはりこのようなパックのご飯と水のセット。事前予約で『鮭照り焼き丼』。味は悪くない。寝ていたから気づかなかったのかもしれませんが、サービスがあったのは朝4時頃。やっぱり搭乗前に食事をしていたのは正解。
LCC専用ターミナル、と言いながらさすがLCCの雄『エアアジア』『エアアジアX』がハブとして利用するターミナルです。
とにかく広い。
マレーシアの人口(全国約3千万人)から考えてもこの規模は立派です。繰り返しになりますが、ショップの数がすご~く多い。
ただ難点は、ショップなどのサービス施設が本当にあちこちに分散しているのでいつどこでお買い物などをしたらよいのか迷うこと。やっぱり、買いたいと思うものが目に入ったらとりあえず買う!という単純な方針…ですかね~(笑)
それと時間管理。カウンタ時間かかるし、ターミナル内の移動も思いのほかかかる。ショップ等と搭乗口も離れているので何とも落ち着かない。マレーシアの人はいいけれど、外国からの観光客は2、3回使って慣れるまでは空港で遊ぶ”コツ”をつかみにくいかもしれません。