東アジアのハブ空港の代表の1つと言える韓国ソウル(正確には仁川市)の『仁川(インチョン)国際空港』
先日(2018年1月)第2ターミナルがオープンしたばかり。前からあった(現在)『第1ターミナル』だけでも、「どれだけ広いの~?」という感じに充実していたのに、さらに新たなターミナルがオープンするなんて…。
どれだけ元気なの??
今回訪れたのは以前からある『第1ターミナル』の方ですけど、新しいターミナルができて少しは閑散とした感じになってないかな…と、思いながら行ってみたのですけど、そんなことはない!
今まで通り、活気のある、充実したターミナル『仁川国際空港第1ターミナル』で遊んでみましょう。
今回の利用は『ジンエア』の便。福岡からなら、『アシアナ航空』『チェジュ航空』『Tウェイ航空』『大韓航空』がソウル(仁川)便として発着しています(2018年10月現在)。新しい第2ターミナルに発着するのは『スカイチーム』の『大韓航空』。『アシアナ航空』ほかは今までの第1ターミナルです。(2018年10月28日からは『スカイチーム』の11社が新しい第2ターミナルを利用するそう)
福岡空港からはフライト時間約1時間半。LCCの『ジンエア』には、ミールなどのサービスはありませんから、食事時のフライトはちょっと腹ごしらえをしてから。
広々とした空港のオープンなスポットに到着。
バスで移動してから『第1ターミナル』の中へ。
入国手続きへ。広々とした空間です。
この先が入国審査。審査待ちの人も多いけど、窓口も多いのでまあ、スムーズに流れています。
入国審査を受けて、手荷物の受け取りへ。とにかく、場所が広いのでまずは必ず掲示板でターンテーブルの番号の確認を。
手荷物受取も広い!結構移動が必要。ワンフロア下に降ります。
手荷物受取場の様子。ズーッと向こうまでターンテーブルが並んでいます。
手荷物を受取り、到着ロビーに出たところ。到着客でにぎわっています。
ターミナルを出たところです。向かいには大きなショッピングモールの建物が。
出たところすぐがバス乗り場になっています。
空港のサービスはとても充実している『仁川空港』の大変なところは、ソウル市内までが遠いこと。タクシーなどの車で快調に移動しても市内中心地まで1時間20~30分くらいの所要時間。渋滞だのを考慮すると、かなり余裕をもったスケジュールにした方が無難。乗り換え空港としては超快適!ですが、ここは注意。
さて、さっそくですが、出発の様子です。
『第1ターミナル』の出発入口は3階。到着ロビーが2階、ターミナルオフィスなどの業務関係が2階になっています。
ターミナル3階の出発ロビー入り口の様子。横に長い大きなターミナルの様子がわかります。
出発ロビーに入りました。
まあ、広い!新しいターミナルができた、とはいうものの、第1ターミナルもかなりにぎわっています。
帰りの便も『ジン・エア』便を利用。まずは、セルフのチェックイン機でチェックインします。日本語のガイドにあわせて手続き。パスポートだけでOK。
荷物を預けてから出国審査…ですが、時間に余裕があるのと、『ジン・エア』便は食事のサービスがないので、まずは腹ごしらえを。
ちなみに、後でご紹介しますが『仁川国際空港第1ターミナル』は出国手続きした後の制限区域もかなり食事場所が充実しています(大きな国際空港でも制限区域内は軽食ばかり…という空港も多いですが)。なので、このまま手続きして制限区域に入ってもよいですが、せっかくなので、一般のエリアを散策してみます。実は一般区域も制限区域以上にレストランが充実しているのです。
出発フロアの3階には、ロッテリアなどのファストフードや両替などのサービスが、航空会社のカウンタを取り囲むように並んでいます。
3階の様子。画面奥の上のフロアに特徴的な建物の姿などが見えますが、この上、4階フロアがレストラン街になっています。
では、4階に上がってみます。
4階から見た様子。吹き抜けに緑の空間が設けてあって、心地よい雰囲気のターミナルです。
上がったところにはおいしそうなパン屋さんも。
下から見えていた特徴的な建物はレストラン街に入る門でした。
廊下の様子。骨董品などがキレイに並べてあるのは仁川空港ターミナルの特徴。この廊下に沿ってお店がズラッと並んでいます。
早速、韓国料理屋さんで食事!!ソウル観光で美味しいものをたらふく食べたにもかかわらず、旅行最後の食事なので、しっかりといただきます!!若干空港値段だけれど、なかなか旨い。
一通りグルっと見てみましょう。お店の数もなかなか。
レストラン街は通路が一本道なので分かりやすい。通路の両端にはこのようなフードコートもあるので、買い物やグルメなどでお財布が軽くなってしまった方にもやさしい。
レストラン街の向かい側のスペースにもフードコートなどがあります。
これは通路とフードコートなどを結ぶ間の渡り廊下の様子。下に見えているのは制限区域内のショッピング街です。
滑走路に面したところにあるフードコート。こちらのフードコートは食事のメニューも充実しているみたい。いい雰囲気です。
飲食だけでなく、おいしそうなお菓子などお土産のテイクアウトもできます。
再びレストラン街の通路の方に戻って、逆の奥まで移動します。軽食などもちゃんととれる。
反対側のフードコートの様子。
同じ場所を角度を変えてみたところ。
お店は本当に充実している空港です。では、お腹も満たされたので、そろそろ出国手続きをして制限区域内に入ってみましょう。
制限区域内に入ってきました。
『仁川国威空港第1ターミナル』の制限区域の3階部分は、一本の大通りがあって、そこに主なお店などがズラッと並んでいる、とても分かりやすいレイアウトです。その1本道から2本の腕が滑走路方向に出て伸びていて、それぞれ搭乗口が並んでいます。
大通りはとても広くて見通しもよいのですが、人もたくさん。こんなに充実していてにぎやかな空港も数少ないのでは。
まず最初に、ソウル観光でお買い物をした際の税金の還付手続き。大通りの中央付近27番ゲートのところに還付のデスクがあります。
以前何年か前に利用した際は自動還付機で手続するように案内されて、操作に四苦八苦したあげくに「ウォン」で帰って来てガッカリした経験があるのですが、現在は対人のデスクで還付がスムーズにできるので、安心です。
上のフロア(4階)の税還付やインフォメーションのコーナー。とてもスムーズで感じがよろしい。フロアの雰囲気もよくて、本屋さんやカフェもある。
ターミナルのほぼ中央から階下に降りてシャトルトレインの乗り場があります。ここからは、新しくできた『第2ターミナル』に通じています。
ターミナルの大通り。新しいターミナルができたのに、この賑わい!!『仁川国際空港』は色んなところに行くためのハブ空港(中継空港)としてもかなり利用されていますが、本当に、お店も充実していて人も賑やか。
空港内の充実度とにぎわいに、びっくりします。
目立つインフォメーションは、2か所から延びている搭乗口の付け根のところにもあって分かりやすい。画面の奥が搭乗口の方向です。画面左右に大通りが通っています。
搭乗口と大通りが出会う場所に食事のお店が集まっています。食事は1フロア上の階(4階)にフードコート形式で集積されています。
エスカレータを上がってすぐのところにあるチケットカウンタ。結構バラエティ豊かなラインアップのお店が入っていますが、注文はまとめてこの場所でします。
奥にはいろいろなお店があって、左右のフロアに広がっています。実は、去年ここでつたない英語での注文で頼んでいないつもりの料理が出てきたこともあったのですが、こころよく返金してくれました。総じて空港内のお店の人の対応は感じイイ!みたい。
ターミナルビルから延びる2本の搭乗口。その通路の両脇にも免税店が並んでいます。
本当にショップの数はメチャ多い。
搭乗口の並ぶ通路の一番先に行ったところにはお酒・たばこ、お菓子の免税店とドリンクのスタンドバーがあります。
搭乗待合所のスペースも広くて快適。席がいっぱいで立って待つ…なんてことは全くなさそう。ゆっくりフライトまでの時間を待てます。
さて、搭乗口からメインの大通りに戻ってみます。
目につくのが広い免税店とその上の階にある『乗り換え客のためのラウンジ』
『ラウンジ』と言っても、会員でなければ利用できない、とか、有料の…とかではありません。
ココが肝心ですが、『仁川国際空港』の『トランスファー・ラウンジ』は基本自由に使えるうえに、設備が充実している!!
もちろん乗り換えでなくても、出発までの時間をノンビリ過ごしたいと思っている人には本当に便利なスペースです。
では、『トランスファー・ラウンジ』に行ってみましょう。免税店街の1階上の4階部分です。
手前に乗り換え客のためのデスクがあって、その奥が自由に使えるラウンジになっています。
マッサージのサービス。さすがにここは有料みたい。
その奥には『フリー・シャワー』
『フリー』ってことなのです!これは長い飛行機の旅が続く乗り換え客にはウレシイ。さっぱりしたいからですね~。
その奥には、ボックスタイプのベンチ。人が寝ていることが多いけど。また、暗くなった場所で横になれる『お昼寝コーナー』もある!
長時間、もっとゆっくり休みたい人にはホテルもある。
座って休むひとにもゆったりとした一人掛けのソファとフットレスト。ここでもゆっくり仮眠ができる。
実際、多くの人があちこちで思い思いにゆっくりと仮眠をとっています。無料のスペースで快適に身体を休めることができるのはありがたい!でも、静かにしなきゃね。
子どもの遊び場や『美術館』だってある。
この『トランスファー・ラウンジ』は休むには本当におススメ。こんな施設がちゃんとあるところが『仁川国際空港』のすごいところだな~と毎回感心します。
では、また3階に戻ってみましょう。
中央に戻ってきました。中央スペースでは定期的に音楽生演奏のサービスがあっています。こんなところの気遣いもうれしい。
では、反対側に行ってみましょう。メインの大通りの様子。本当にお店がたくさん。なかなか壮観な眺めです。
搭乗口に近い2か所に伝統工芸や伝統文化に触れられるコーナーが設けられています。物品の購入もできますが、文化体験もできる…というのが単にショッピングと食事だけにとどまらない空港での待合時間の楽しみ方を提供してくれる。
横に長いターミナルビルには『トランスファー・ラウンジ』が左右2か所もあって、この写真の上の階にも『トランスファー・ラウンジ』があるのですが、造りはほぼ同じで、先ほどご紹介したものとは左右が逆転した感じになっています。
さらにどんどん端の方まで移動します。端っこに行くとさすがに人も少なくなりますが、ちゃんとお店はある。
ここにもこんな子どもの遊び場があります。
では、出発時間も近くなりましたので、そろそろ搭乗口に移動したいと思います。ここは、搭乗口が並ぶ2本の通路のうち、先ほどご紹介したのとは別の通路。お店のカテゴリは同じようでもブランドを変えている。きめ細かい配慮のショップセレクト。
制限区域内で”飲食がしっかりできる”のが『仁川国際空港』のすごいところの1つ。お店が集まったフードコート形式の場所はご紹介したとおりですが、その他にも、軽食などのお店が点々としています。
で、最後に辿り着きましたのが搭乗口の通路の端っこ。やはりここにもお酒、たばこの免税店と飲み物のスタンドバー。冷たいフレッシュなフルーツジュースを飲みながら出発時刻を待ちましょう。
というわけで、第2ターミナルができてもなお、充実のサービスと賑わいのある『仁川国際空港第1ターミナルビル』
香港やシンガポールなど、立派なアジアのハブ空港もいろいろありますが、これだけ充実(特に制限区域内)した、ショップ、飲食、くつろぎ、文化的経験、サービスなどなどが揃っている空港はそんなにない!!
…というか、『仁川国際空港』はただものではない!
という感じ。
なかなか心の底から”楽しめる”空港ってそれほど多くはないかも…と思うこともあるのですが、ここは本当に楽しい。
『第2ターミナル』ができて益々充実の『仁川国際空港』
これからも進化していくのかな??…楽しみ!!




























































