(情報系)工業高校生の日常 -19ページ目

(情報系)工業高校生の日常

これがブログと分かるまで俺は旅を続けるぜ!
先生の次回作にご期待下さい

それから、私は気づくともう駅に着いていた。 まだ小夜美さんとの待ち合わせには早すぎるくらいだった。
「あれぇ、唯笑ちゃんじゃん」目の前にはクラスメイトである稲穂 信君が立っていた
「信君… どうしたの?」
「ちょっと買い物 智也もいるよ」
「!!」会いたくない だがそれを言う前に智ちゃんは来てしまった
「よぉ」 少し顔色が悪かった。
「あんまり顔色良くないね…」気持ちを落ち着かせるためにどうでもいい事を言ってみた。
「いや、ファイナルおっちょこちょいを喰らってな…」
「ふぁ、ファイナ?」
「なんでもない」思い出したくもなさそうだ
「じゃ、俺帰るけど どうする?」信君が言った
「俺も帰るわ」智ちゃんは一言じゃあなというと駅のほうへ消えていった
それから私は駅の周囲の商店街の本屋をのぞいた、だが何かを読む気分でもない。結局何も買わず駅前に戻った。
そして約束の時間になった。私は小夜美さんの姿を探してあたりを見渡すと小夜美さんはこちらに小走りで向かってきた。
「ごめんね、待たせちゃった?」
「大丈夫です…勝手に早く来ただけなんで 私のほうこそすみません いきなり会いたいだなんて」
「いいのよ じゃあ、あそこの喫茶店にでも入りましょうか?」
「はい…」

「それで、話って?」小夜美さんはコーヒーを私は紅茶を頼むと いきなり切り出してきた
「あの…かおるちゃんから聞いたんですけど」
「かおるちゃんが?」
私は頷いた
「あの…小夜美さんが無くしてしまった大切な人って 誰なんですか?」
「!そっか 聞いちゃったんだ 後でかおるちゃんはおしおきね…」
「えっ?」よく聞き取れなかった
「ううん 何でもない」
「大切な人か…」
そして長い沈黙が私達を襲った、それはわずか数秒だった けれど私にはとても長く感じた
そして小夜美さんが口を開いた
「3年前になるかなぁ 交通事故で死んじゃったんだよね」そういうと小夜美さんは力なく笑った
「しかもあいつ、生きてたら君たちと同い年、もしかしたら、ていうか絶対澄空入ってたよ まぁ情けないことにそれを智也と重ねちゃってね」
「えっ」
「正直、今思えば智也に相当悪いことしたわよね」
今にも怒鳴りそうだった、殴りかかりそうだった、でもそれをしたところで何かが変わるわけではない
「あいつが死んじゃった日の朝もね、つまんないことで喧嘩しちゃってね……謝れないままだったんだ」
「そう…ですか」
「これが私が無くしてしまった人の話」
「じゃあ私からも聞いていい?」
「えっ?」
「彩花ちゃんのこと」

泣ける歌詞は? ブログネタ:泣ける歌詞は? 参加中
本文はここから
俺はVの中でも特にシドとアンドが好きなんだけど、一番泣けるのはシドの『空の便箋、空への手紙』の歌詞。全部いいけど俺が好きなのは

さよならも言わないで 消えてったずるい人 
残された私 壊れた映写機みたい
我がままで 強がりで でも優しくて 繊細な
あなたを忘れない 映し続ける

ってとこ 最後のとこだよ

この曲は死んでしまった恋人の事を歌ってる歌なんだけど すごい好き
たまには明希様風に終わってみよう
したらな。【し】したらな。【た】したらな。【ら】したらな。【な】したらな。【。】

 ジョ○入りのシュウマイを食べてぶっ倒れた俺はそのまま家に帰った。授業なんて受けられるはずもなく、家でテレビを見ながら寝ころんでいた。
「・・・暇だ」 テレビはなにも面白い内容が無く、漫画は読みつくしてしまった。外に出れるほど体力も残っていない。
「電話しよっかな」もちろん小夜美にだ。けどやめた、ただでさえ大学が忙しいのに購買の手伝いをしている小夜美はきっとへとへとだろう。
そのとき不意に携帯が鳴った、メールが届いたようだった。

from:小夜美
title:大丈夫?

今日はごめんね大丈夫だっ
た? 今度夕食作りに行くか
ら許してね。
  -koyomi-

そんなメールを見た後、まだ8時だったが俺は寝た。

side唯笑
帰りに智ちゃんのところへ行こうとしたけど、勇気が無かった。そのまま家に帰った
いくらかおるちゃんに励まされたところで私の辛かった想いは拭えない。
だけど、もう一つ私にできること。 かおるちゃんから聞いた番号にかけてみる。
その相手は
二回コールが鳴った。そして
『はい、霧島です』
「あ、あの小夜美さんですか?私、今坂唯笑です」
『唯笑ちゃん?どうしたの』
「ごめんなさい、いきなり直接話したいことがあるんです」
『直接?もしかして智也のこと?』
「それもあるんですけど、もう一つ別の事で」
『別の?』
「明日、12時に澄空駅前で待ち合わせできませんか?」
『いいわよ、じゃあ明日ね』案外あっさり了承された。
「お願いします」
そういうと私は電話を切った。

翌日、朝から落ち着けなかった私は予定より早目にでた。
。休日だけあって普段より商店街の活気があった
子供づれの親子や老年の夫婦、買い物に来た主婦、ゲームセンターに来ていた学生。そしておもちゃ屋の前を通ると三人の子供たちがはしゃいでいた。
「いくよ~!」真ん中の男の子がそばにいる二人の女の子を仕切っているようだ。
「あっ」その時私は思い出した。もう何年も昔の話、私と智ちゃん、そして彩花ちゃん、三人で遊んでいた時の事を。
あの時、なぜ私は少し喜んでしまったのだろう。 後悔の気持ちがよみがえった。