酔狂の詩(うた) -12ページ目

『夢の終わりに』


身勝手な優しさ憎めない
血の通う温もり融け出して
燃え尽きた後には虚しさが
置いてきた日常を呼び戻す

儚くゆらいだ煙草の煙が
夢の終りを突きつけてくる
薄い明かりの灯る部屋で
夢が終わる…

いつも…
冷める前に覚まされるいつも
いつも…
届く前に閉ざされる扉

起きだす身体を引き留めてでも
夢の続きを見せて欲しくて
明かり消した闇の中で
夢の続きを…

いつも…
冷める前に覚まされるいつも
いつも…
届く前に閉ざされる扉