自粛…シテマス。

なので人気のない山の中へ行くのです。
藤の蔓が旺盛な、水際。

伝説の場所に来ましたよ。

町より少し春が遅いから、今が見頃。

おや、あれはミサト氏。

外食自粛のため、お弁当でピクニック。

もちろんマスクもシテマス。
姉お手製のマスクをお揃いで。
(汚したくないからと、かなり大きめにティッシュを挟むミサト氏。はみ出すぎー)

藤とは思えないほどの巨木。

この大きさ、お分かりいただけただろうか…

人を避けてこの洞窟へ。

向かうところ。

中は電気をつけても暗くとても怖い…
足場も悪い。

さらに、コウモリに驚かされて早々に脱出。

黒石寺に立ち寄ったら、立派なタケノコ!

蘇民祭の時には水垢離をする川。

新緑が鮮やか。

見事な薬師堂。
何時見ても圧倒される。

蛇ちゃんんんん!!
お腹パンパン!
この後、この隙間の中で蜷局を巻いてこちらを静かに見てた。
満腹で満足なのかな?


天気も気温も丁度良くて、田植えが始まった里山を駆け抜けた。

里に近い山では藤が満開で、若草色に染まった木々のトンネルをいくつも潜った。

ずっと自粛して会えなかったから、溜まりにたまったおしゃべりをした。


今日はとても佳い日だ。
驚くほど毎日が色褪せてしまった。


耳、治っちゃった。

目眩は時折あるけど、もはやメニエールか貧血か低血糖かの区別もつかない。

お薬は後数日分、無くなったらそのまま終わり。

繰り返すとは言われてるけど、もう数年は収まるって予感してる。

こういう予感、当たるんだよねぇ。

良いことなんだよもちろん。

辛いもの。もう嫌だもの。

だけど、
睫毛先生!せめて最後に検査してええええええ!!

「治って良かったですね」って、最後くらい笑ったところ見たかったあああ!!!


私は今、ただ睫毛先生に診察されたいだけの女。
ミサト氏から、金星がおっきいとリアルタイムに素敵なメール。


外に出ると、猫の爪みたいな三日月に泣き黒子。

赤みがかった一等星。


夜空に広がるのは神話。

ストーリーがちりばめられて、人の心を瞬かせる。


いかん、こんな夜空を、睫毛先生と見てみたいなんて、ガチで好きじゃん。


引き返せなくなるほど嵌まる前に妄想はお休みしよう。
睫毛は見てないけど、電話口での対応にも萌えた。

出先で来た発作。

状況を確認した後、

「出先で来ちゃったんだ」

って、って!スゴい優しい声だった!!

だあぁ!!

録音しておきたかった!!

淡々さんが、時折優しく話すのって反則ーーー!!
睫毛先生のところに行った時、私の脳内はすべて都合よく作動する。


※以下一部を除いて、睫毛と同様に真っ直ぐの視線で見つめながら

「調子が悪くなったらすぐ来てください」
(ほっといてたからちょっと叱られる)
→やだ、睫毛先生ったら、こまめに会いたいの…?

「この病気は繰り返すから…」 
→やだ、睫毛先生ったらそんなに何度も会いたいの…?

検査後「まだ眼振があります」
(自覚症状無し)
→やだ、睫毛先生ったらずっと来てほしいの…?(自覚がないから嘘だと思いたい)

発作が起きて、病院に行こうか迷った結果、電話して聞いてみた。
「今日は安静にして、治らなかったら明日の午前中に来てください」
→良くなったから行かなかった。
  →睫毛先生、私が行かなくて心配してるかしら…?


あー、楽しい。

楽しいいいい!!!

妄想楽しいいいい!!!

私の思惑が顔に出てませんようにーー!!


でも睫毛先生は高い男だからお金(診察料)払わないと会ってくれないんだよね。

そんで、凄く良くなってきてる。

病気が治るのは嬉しいんだけど、睫毛先生のところに行けないのが寂しすぎる。

どこかにあの睫毛の代わりになる睫毛転がってないかなぁ。

そして睫毛先生みたいに、自愛しない時に淡々とした口調で叱ってくれる人居ないかなぁ…。