君の笑顔
君の寝顔
君の泣き顔

全部好きだった

知らない君も
ふと知る君も
そのままの君を

全部好きだった

大切な物を
失う瞬間に
涙は零れるんじゃなくて

失った後の
ゆっくり迫る静けさに
君がいなくなったことに
初めて溢れ出すの

そう、壊れるくらい泣いて
君への気持ちの強さ
体中で感じた

嗚呼、でも
君と歩いてきた
いくつもの季節と時間
忘れたいと思うような
後悔は少しもないから…



君の笑顔
君の寝顔
君の泣き顔

全部好きだった

知らない君も
ふと知る君も
そのままの君を

全部好きだった



好きだった…

好きだった…




きっとどこかで
変わらぬ君が今も
笑っていて欲しい

















牢鎖




冷たくされて
気のない素振りも
見飽きるくらい見てきた
期待などいつまで経っても
無駄なものにしかならない

それなのに何故
根拠もないのに
根気強くずっと
いつかは貴方が
振り向いてくれると
信じてる…

ただいつも頬を撫で
目覚めさせてくれる
朝日は優しいのに
知らない間に
もう冷たくなってる
隣の枕の貴方の温もり

私の中には散々
貴方は色々残していくのに
声の記憶とか
香りの記憶とか

貴方の中には
私を残すことは出来ないのね
例え残せても
全部忘れるんでしょう?

突き放されて
体だけ求められても
諦めるという言葉を殺す
一途な恋だと美化して
盲目の拍車は止められない

そうして今夜も
根拠もないのに
根気強くずっと
いつかは貴方が
振り向いてくれると
信じてる…



そう…信じてるより
信じていたい














牢鎖

針穴くらいに
やっと小さくなった傷口を
抉るようなことして

僕はあとどれくらい
傷つけてしまうのだろう

君の涙が見たい訳じゃないのに

側にいるのに
こんなに遠くに感じてる

軋む心の奥の音に
耳を塞いでは
見たくないものに目を閉じて

そこに終わりがあるような
気がしてしまったから

空回りな愛情
焦るように君に注いだ

真っ直ぐで
自由なはずのあの笑顔
濁るばかりで…

もう二人は
きっと初めから
出会ってはいけなかったのかな

神様の計算ミス
それこそが
もしも本当の運命なら

まだ君の優しい手を
離したくないと思ってしまうんだ













牢鎖