公教育の意義 | シチリアを旅するなら。。。

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先日開催された東大の入学式、
朝日新聞デジタルの写真記事を拝借しました。
 
「これが日本よ」と子供に見せようとスクショしてたのですが、
圧巻の真っ黒ビックリマーク
すごーく勉強して、難関をくぐり抜け、
ヤッター!!と喜び馳せ参じる入学式で、
真っ黒かー。
とちょっとびっくりしました。
 
多くの新入学生が初めて買うスーツ
数年先を見越して就職活動にも使えるようにってことなんだろうけど、
真っ黒かー。
今の日本標準なんだろうけどさ。
 
大学の入学式のために初めて買ったスーツが、
勿忘草(わすれなぐさ)とは?:伝統色のいろは
こういう色だった私が、
今の新入学生だったら、苦しかっただろうなーと思います。
一方で、
決まりはないのに
みんな真っ黒に身をまとうことをよしとする公教育を12年間受けていたら
私もこうなってたのかな?と疑問も芽生えます。
 
アラフィフの私が受けた公教育は
非行が社会問題化するほど荒れていた上の世代の後だっただけに、
ルールに縛られた抑圧的なものだったという印象があります。
 
小学校でげんこつは当たり前だったし、
忘れ物をすれば家まで取りに戻らせる先生がいたり、
中学校では始業のチャイムぎりぎりで教室に入るものなら、
箒を竹刀のように持ち構えた先生におしりをたたかれたし、
中庭にたばこの吸い殻じゃなくてキャンディーの包み紙が落ちてただけで大騒ぎだったし、
なんか
すごーく抑圧されてたから
大学に行くにあたって、制服から解放されるってだけで、
すごーくうれしかったことを覚えてるんですよね。
 
私たち世代は上の世代が大暴れしてたのを見てたから
自分たちに押しつけられた抑圧を抑圧と感じてたのかな。
だから抑圧からの解放を望み、
解放の喜びを味わったのかもしれません。
 
その後
体罰がタブーとなった教育の現場で、
律する手段として重んじられたのが同調性。
問題を起こさないように、
目立たないように、
なるべくみんなと同じようにすることがよしとされてきたような気がします。
 
抑圧が当たり前となった末、
同調圧力を圧力とも感じなくなり、
みんな一緒なことが安心で、居心地がいい状態となり、
みんなと一緒のことをできない人は、わがままなダメな人という
共通認識まで形成されちゃってるのが今なのかもしれません。
 
 
「みんな違ってみんないい」と思う私は
今の日本は息苦しくってしょうがないし、
つまはじきされちゃうような私なので、
ここにいるのかな?
と時々思います 。
でも、そんな私ですが、そんなに特別でもないと思うので、息苦しいー!!と思いながら日本で生きてらっしゃる方も少なくないだろうなーとも思うのです。
 
 
 
それからそれから
東大の二割の壁。
女子学生が例年だいたい二割なんですよね。
だから、真っ黒にもなりがちですね…。
一応世界の名だたる大学との比較のせときますね。
 
東大が悩む女子学生「3割の壁」 世界に遅れるジェンダーギャップ ...