赤いバッジと3.11 | シチリアを旅するなら。。。

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昨日の3.11はアカデミー賞の授賞式もありましたね。
授賞式では赤いバッジをつけて参加するアーティストの姿が見受けられました。
赤いバッジは
Artists4Ceasefire
「ガザ地区での即時停戦を求めるアーティスト」であることを明示するものだったんですよね。
カッコいいな~と思いました。
どんな素敵なドレスを着てるよりカッコいい!
 
この4か月ガザで起こっていることは
世界中の衆人環視の下で白昼堂々行われているジェノサイド。
 
それをしてるのがイスラエルだから
停戦を求める国連決議すら採択できずにいる政治に対し、
怒っているのに、無力ゆえ、何もできないことに地団駄を踏でいるのが世界中の市民
 
直接は何もできないけど
停戦を決める力がある政治家に対して
うるさい存在でありつづけよう!
と声をあげる市民のデモは、授賞式会場近くでも行われたそうです。
 
一市民の力はマスにならないと見える化できませんが、
著名人の力ってすごいんですよね。
テイラースウィフトが投票を呼びかければ数時間で数十万人が選挙登録したり、
イタリアのスーパーインフルエンサーキアラ・フェラーニが募金を呼びかければ、
瞬く間にすんごいお金が集まったり。
 
有名であるがゆえの影響力ってすごいわけですが、
その分炎上してたたかれると受ける打撃もすごいので、
黙っていた方がいいかーとなりがちなところ、
打撃を恐れず、勇気をもって、声をあげる著名人はやっぱりすごいなー
かっこいいなーと
心から大きな拍手を送りたいです。
大きな権力によって行われてるジェノサイドを前に
一市民の無力な私ができるのはこんなことくらい。
 
そして、3.11
自分の無力さを腹立たしくさえ思ったあの時、あの頃から13年
今の自分にできることは
なるべく被災地を訪れること。
 
 
次回は福島に行ってみようと思います。