1億2千万もの人々が整然と暮らす国 | シチリアを旅するなら。。。

シチリアを旅するなら。。。

日本では手に入りにくい、シチリアの現地情報満載でお届けしています。
現地オプショナルツアー、シチリア家庭料理教室のご案内など。
旅の予定がある方も、シチリアの雰囲気を味わいたいだけの方も、ぜひお立ち寄りください。。。

今朝のご来光
タオルミーナ、今日の日の出は7:00丁度でした。
首都圏は雪で大変だったようですね。
イタリア首相が訪日していたので、
こんこんと降り積もる雪の中、
明治神宮に参拝する様子が伝えられていました。
 
ということで、
またちょっと、日本滞在記に戻ります。
滞在中お会いした日本をよく知るイタリアの方が
「いろいろ問題はあるにしろ、
イタリアの人口以上の人々が職について、
イタリアの人口の二倍の人々が日々
整然と過ごしてるってことは、すごいことだ」
と話されたのが、すごーく印象に残りまして、
いろいろ考えさせられていました。
 
同じくらいの国土面積に
倍以上の人が暮らす日本
日中、街を行きかう人のほとんどは仕事中か
たまの休みに用事をこなしてる人という感じで、
ほとんどの方が無駄なく、
何らかの目的に向かって黙々と動いてる。
一方のイタリアは
ミラノやローマなどの都市部ではスーツ着用率は上がるし、
黙々と忙しそうに動いてる人率も高いと思うけど、
その他の地域では
ビシッとスーツを着た人を見るのは稀で、
外で見かけるのは
広場で語り合い
木陰でトランプするおじさん達や
バールで昨日のサッカーの試合の話題で盛り上がる若目の人たちだったりする。
さらに
日本では
整然とことが進むように
全てが段取りよく整備されており、
その為に容赦なく人員配備がされてます。
例えば、モネ展に行ったときは、
会場に入る前までに20人くらいの案内役の方が、
「入場券購入の最後尾はこちらでーす」とか
「入場のための列はこちらでーす」などと声を出していらっしゃっいました。
私の住むタオルミーナでは
夏の間連日野外劇場で映画祭やらコンサートなどがありますが、
開演前はいつもごちゃごちゃ。
というか、列はあっても、何の列かわからないので、
何の列なのか、並んでる人に聞くか、
列の始まってるところまでさかのぼって、そこにようやくいる係員に聞いて、
列に戻るようなことをしなくてはいけません笑い泣き
しかも、そこに係り員一人しかいないならわかるけど、
数人でおしゃべりしてるのが常。
おしゃべりしてないで、だれか最後尾にプラカード持って立つくらいしましょうよ。
と思うのは私だけじゃなくて、
開場前の劇場前はみんなのイライラが充満した雰囲気なんですよね笑い泣き
 
それに
日本は警備員さんがどこにでもいっぱいいらっしゃいます。
道路工事中の移動信号があるところにも
信号+警備員さんですが、
イタリアでは
信号すら設置しないで工事してるところもあるし、
信号はあっても無視する人もいるので、
工事で一車線になった道に両方向から車が押し寄せ鉢合わせて、
クラクションの大合奏が始まる。
 
日本ではありとあらゆる場面で、
混乱を生じさせないための段取りが組まれ、

多くの人々はその段取りに従ってるので、

1億2千万もの人々の日々が整然と営まれてるんだなぁーと

改めて感じ入ったところです。

 

はなしが広がっちゃうので、

元に戻って

日本の就労人口は6700万人だそうです。

日本と同じくらいの面積のイタリアの人口は6000万人。

イタリアの赤ちゃんから年寄りまでを合わせた数より多くの人が働いてる日本。

 

だからこそ

すき間を埋めるようなサービスができるんだなー

とも思えるし、

はたまた

すき間を埋めるようなサービスをしぼりだして

ビジネスを広げてるんだなぁと

お友達が持たせてくれたお菓子を頂きながら思ったのでした。

イタリアにはほとんど皆無なお土産産業、
日本はすごいですよね。
商品を作るのもすごいけど
デパ地下とか2メートル四方の中に2人の店員さんがいる光景も
すごいです。
 
それに
品質保持のためやら、何やら
食べ物にたどり着くまでの梱包もすごい。
このお菓子が私の口に運ばれるまで
どれだけの方々の手がかかってるのでしょうか。
 
虎屋の羊羹には英語の説明書き。
これはガイジンの心をくすぐるだけじゃなく、

最中が何か?考えたこともなくて、ガイジンに説明するのに困っちゃう日本人にもとってもありがたいです。



長くなちゃったので、

今日はこの辺で!