昨日の総選挙
予想通り右派連合の勝利となった。
前回の2018年の選挙では
左右のポピュリズム政党が30%ずつくらいとっちゃったので、
右左一緒の連立政権でスタートしたものの、
やっぱりうまくいかず、
いつのまにか
左側を中心にした政権運営になっていた。
さらに
こないだまでの政権はコロナを乗り越えるための
みんないっしょの挙国一致内閣だったのに、
それに唯一不参加を決め込んだのが
今回第一政党になった極右政党。
政権に入ってないから政権批判し放題!
大きな声でガンガン政権批判してくれると
コロナや物価高騰で厳しい状況にある庶民にとってはさ、
気持ちがいいし、
おー俺らのみかたじゃーみたいになっちゃってね。
2018年4.3%の得票率で第5政党だったのが
今回26%もとっちゃって第一政党になってしまったのです。
で、その党首が首相になると思われるのですが、
イタリア初の女性首相ってことになるし、
45歳と若いから
めでたいはずなんだけどね…。
極右政党というだけでも
なんとなくうさん臭さがただよいますが、
彼女の政党のもとをたどれば
ムッソリーニに行きつくし…。
反ファシズム、反人種差別をうたった法律に反対してるし、
拷問を罪とする法律にも反対してるし、
代理出産、
離婚の簡易化、
同性婚、
同性カップルによる養子縁組、
安楽死、
中絶薬、
移民受け入れ
に反対だし、
イスラム教の女性がイタリア国内でベールをかぶることにも異を唱えてるし、
2019年から始まったベーシックインカムみたいな貧困層救済策は撤廃って言ってるしね。
そうだ!
先日は彼女の党の人が
同性カップル+子どもの家族が登場した子ども向きテレビプログラムに対して放送をやめさせようとしたなんてこともあったっけ
ということで、
若い初の女性首相の誕生
と手放しで喜べない
くらーい気分でいっぱいの投開票翌日です
そうそう
左派勢力がバラバラだったてのも
右派勝利の大要因だな。
一人区では統一候補をたてた右派の圧勝でしたから…。
どこもいっしょですね