いつも見てるデモクラシータイムスで
著者のゆう先生のお話を聞いて気になった本
「1%の富裕層ではなく、99%の人々の暮らしを豊かに」
という本の内容もそうですが、
それより何より
先生の経歴でした。
日本で医師になったのち
ハーバード、ジョンズ・ホプキンス、スタンフォードという名だたる大学で
医療経済学を学び、各地の大学で教鞭をとられ、研究を続けられてきた先生が、
日本を立て直すために役立ちたいという想いを胸に
25年住み慣れたアメリカを後に日本に帰えられた。
その決意たるやすごいものがあるな。
と強い印象を受けたのでした。
そして本を読み終えて、
先生の話をもっと詳しく聞きたいって
自治体や大学が増えて
先生があっちからもこっちからも引っ張りだこで
大忙しという日がくればいいなー
そしたら、日本の地方社会がもうちょっと元気になるだろうなー
と思ったのでした。
この本が発売されたのが2021年3月。
先生引っ張りだこになってるかな?
どうでしょうね。
先生ご自身も本の中で
「私の米国における研究経験・政策形成に貢献した経験が、日本で生かせる日が早く来ればよいと祈っています。
しかし、日本が、政策形成過程を透明化する一環で、専門知識と科学的エビデンスを重視するという「宿題」を先送りし続ける限り、私の日本での出番はどうやらなさそうです」
と書かれていて、
専門知識、科学的エビデンスを重視しない日本では
自分の活躍の場ないだろうってすでに悲観されてました。
最近見た↓↓
こちらの内田舞先生は
日本の医学部在学中から、日本では女性である自分は働きにくいだろうと
思って、渡米したっておっしゃってました。
ゆう先生もそうだけど
ほんとに素晴らしいお仕事なさってる先生なだけに
日本ではその才能を発揮できないって
残念だなーと思いました。