シチリアより日本での消費量が多い意外なもの | シチリアを旅するなら。。。

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レモンやオレンジがたわわに実るイメージのシチリアですが

意外なものが

意外とないびっくりマーク

 

何だと思います?

 

それは

 

なんと

 

グレープフルーツびっくりマーク

なんですよ

 

先日

留守の義妹宅にグレープフルーツ狩りに行ったら無くなってたということを書きましたが、

義妹の旦那が一時帰宅してるので

前に収穫してあったものを持ってきてくれました。

↑この丸々とした大きいの↑

 

さらに翌日

「きのう言い忘れたけど、

あのグレープフルーツは絞ってジュースにしないで

皮をむいて、さらに中の白い薄皮もとって

むいたら、砂糖をちょっとかけて食べてね」

と電話してきた。

 

はいはい

グレープフルーツの食べ方ぐらい

知ってますわ。

給食にだって出てたし

グレープフルーツ専用スプーンだってあるくらいの国から来てますから。

 

とまでは言わなかったけど

知ってる

と言ったら

かなり驚いていた。

 

というくらい

実はシチリアでは

みんなふつーにいつも食べてるような

ポピュラーなものじゃない

珍らしいものなのです。

 

ゴクゴクたまーに

誰かのうちの庭になってる。

 

最近年に一回くらい

スーパーに並ぶようになったけど

↑まさに今週のお買い得品↑

 

シチリアに住み始めた頃

この義弟のお兄さんちの庭に

グレープフルーツがなってて

それを、さも珍らしいもののように紹介されて

この辺では珍重されるものなんだなーと思って以来

気にはなってたグレープフルーツの由来

 

やっと調べました。

 

東南アジア原産がほとんどの柑橘類の中で

唯一中央アメリカ原産なのがグレープフルーツなんですって。

 

カリブ海の東の端っこに浮かぶ

バルバドスで

オレンジとポメーロ(文旦)が自然交配して

できてたものが

18世紀半ばに発見され、

それがフロリダに持ち込まれ

アメリカで栽培されるようになったのだとか。

 

それがどうやって

地中海地域にたどり着いたか

足取りは定かではないが、

甘いオレンジ同様、シルクロードを通って東南アジアから

やってきたと思われる

とウィキペディアに書いてありました。

 

((シチリアでは

「ポンペルモ(グレープフルーツ)は接ぎ木でなる」と言われていて

実際、義弟兄弟のところも接ぎ木で作ってるので

東南アジアからシルクロードを通って持ち込まれたポメーロ(文旦)を

オレンジの木に接ぎ木してみたらポンペルモができた。

ってのが地中海地域のポンペルモ(グレープフルーツ)

の由来のような気がしますが))

 

というわけで

シチリアではせいぜい人んちの庭になってる程度で今日に至り、

ごく最近カターニア平野やパレルモ近郊で栽培されるようになったくらいなので

食べ方の説明がされるくらいの存在感なのですが、

 

日本には

70年代後半から80年代

輸出入量の調整か

日本で安くつくった工業製品をアメリにか持って行った船の

帰りの船荷として

がんがん運ばれてたんでしょうね。

給食に出てたくらいなんですから。

 

だから

アラフィフの私世代くらいには

とってもおなじみのグレープフルーツですよね。

 

だけど

なんと

今の若者世代は

飲み物としては知ってても

フルーツとして食べたことがない人が多く、

輸入量も激減してるって

ウィキに書いてありました。

 

へぇ~

ちょっとショック

 

 

あともう一つ

ついでに

びっくりしたことに

 

主な生産国はアメリカだと思ってたら

いまや中国がアメリカの3倍も生産してるんですって。

 

へぇ~ですね。