14~16世紀
メディチ家の勢力と財力をもとに
時の偉大なる芸術家であり技術者であった人々の技で花開いたフィレンツェのルネサンス文化
何百年もの時を経た今なお
我々にその素晴らしさを見せつけてくれています
「こっちははるばる遠くからやってきましたので
隅から隅まで見させていただきます」
なんて意気込んでも
前に立っただけで
その存在感に即ノックアウトされ
「はは~参りました」
となってしまうレベルのすごさです
20年ぶりくらいでお目にかかりましたが
初めて見た時と同様の「はは~参りました」感を再び味わいました。
ドゥオモや他の教会は街中の開放空間にあるわけですが
閉鎖空間にもぎっしり詰まってるから大変です
以前訪問時が月曜だったりで
ウフィツィ美術館は今回が初めて
イタリアで質、量ともに一番の所蔵品を誇るウフィツィには
素晴らしい絵画がたくさんあります。
私が有名どころを紹介する必要もないと思いますので
特に印象的だったものだけのせますと
ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノの「東方三博士の礼拝」
金の使い方がたまりませんでした
カラバッジョの「バッカス」
このお部屋もすごかった
Tribunaトゥリブーナと呼ばれる8角形の特別な展示室
現在中には入れませんが
1580年つくられた当時は大公のお気に入りが飾られたのでしょうね。
ルネサンスの傑作が一堂に集められた閉鎖空間で数時間過ごす
というのもなかなか大変です。
高圧力の部屋にいるような感じ
脳みそがくたくたになります
くたくたを超えて失神したり錯乱してしまう方もおられるそうで
このような高レベルの芸術作品に打ちのめされてしまうことを
スタンダール症候群もしくはフィレンツェ症候群と呼ぶそう。
というのも
フランスの作家スタンダールが「イタリア旅日記」の中で
フィレンツェ訪問時
心臓の動悸、神経の昂りを感じ
「僕の生命は擦り減り、倒れるのではないかと心配しながら歩いた。」
と書いてるからなんですね。
Doumo近くに救急車の基地があるのもそのためなのかな?
今日もお後がよろしいようで
ちゃんちゃん