ローマのラ・サピエンツァ大学が調査し
毎年発表される
「La qualità di vita(生活水準)」調査
イタリア国内107の県を
ビジネス、仕事、環境、社会的安心度、教育、収入、犯罪、自由時間
等の観点から判定しランキングを出しています。
今年はコロナ抜きでは語れないということで
超過死亡率も判定基準に入れられたそうで
コロナ津波に襲われた第一波で被害が大きかった
ベルガモやクレモナ、ピアチェンツァ、ローディは大幅にランクを下げる結果になってしまいました。
イタリア北東部の町が上位を占め
南部の町が下位に並ぶのは例年のことです。
上と下の10位と有名どころだけ書き出しておきますね。
1位ポルデノーネ
2位トレント
3位ヴィチェンツァ
4位パドヴァ
5位アスコり
6位ヴェローナ
7位トレヴィーソ
8位ボルザーノ
9位ウディネ
10位シエナ
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27位ボローニャ
30位ヴェネツィア
31位フィレンツェ
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45位ミラノ
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50位ローマ
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52位ジェノバ
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64位トリノ
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98位バルレッタ・アンドゥリア・トゥラーニ
99位パレルモ
100位ラグーサ
101位ビーボバレンティナ
102位エンナ
103位ナポリ
104位シラクーサ
105位アグリジェント
106位クロトーネ
107位フォッジァ
北イタリアの中でも東の方、オーストリアとかドイツに近い方で
5万~10万人ほどの人口の中規模で
オーガナイズが行き届いた町が上位なんでしょう。
首都ローマもミラノも人口が多い分、
カオスで暮らしの水準のわりに家賃が高くなるとか
犯罪も多いとか、暮らしやすいかという面では上位になれないようですね。
判定はランキングの他に
良い、まぁまぁ良い、まぁまぁ悪い、悪い
の四つのカテゴリーに分けられるそうで、
107町のうち60はまぁまぁ良いか良いに入るそうですが、
人口の60%は(特に南部の)まぁまぁ悪い、悪いところに住んでるそうです
とはいえ、実際南に住む人はかなりの満足度で住んでるんじゃないかと思いますがね。
この調査は大学という第三者機関が調査として各県を点数づけるというものですが、
これが住んでる人に聞くアンケート形式だったら
これまた全々違うようになるんじゃないかな。
全々まではいかないか?ちょっとは違うかもしれません