不可逆的の反対 | シチリアを旅するなら。。。

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2018年もあと40日くらいですか!?
早ーいですねー
年末恒例流行語大賞の話題もちらほら聞かれる中
私的には候補に入っていいんじゃないの!?
と思ったものの、候補にも入らなかったのが
「平成最後」「不可逆的」
「平成最後」は来年にしたいのかな?受賞しちゃって天皇陛下が授賞式に来ちゃうなんてあり得ないですからね。
「不可逆的」は今年かなり頻繁にニュースで流れた言葉のような…。
 
で、今日は流行語の話じゃなくて
不可逆的の反対=可逆的についてです。
お尻を軸に何周もまわるのがブームだったころ
この頃にはもう戻れません。これは不可逆的事実。この後すぐぐらいで三人寝は物理的に不可能になりましたが。
 
でで、不可逆って日本の時間の流れ、ビジネス、モラル上ではほぼ当たり前ですが
イタリアでは実は常に不可逆の反対です!
 
一番簡単な例は我が家での出来事ですが
うちの子が小学生になるころから、子供部屋プロジェクトがあるのですが
小さい家なので、子供部屋を作ると、思い切り遊ぶスペースがなくなるので
思い切り遊ぶスペースがいらなくなったら、部屋を作ろう!というスタンスのまま
時が流れ、で、最近本人が部屋がほしいというようになったので
「大工さん呼んで作ってもらいましょ!」
と言ったら、
主人が
「あのテーブルどこに置くの?」
「あそこは寒すぎる」
「ほんとに必要なの」
「昔は子供部屋持ってる人なんかいなかった」
とか、
プロジェクト中何度となく応答してきた意見を再登場させます。
 
これが仕事だったら
営業でいいところまで話が進んだと思った顧客と
次回会う時はより発展した話ができると思いきや、
また最初に話が戻るってこと。
 
こういうのイタリアでは大ありです!!
 
何回あっても、「Poi vediamo(あと様子を見てみましょう)」
で、なかなか進展しないまま
時間がたってなかったことになっちゃうなんて
よくあること。
その反対に、「Poi vediamo(あと様子を見てみましょう)」で進展がないままだったことが
後半一気に進んじゃうってこともありますが、
 
話し合いの時点では
不可逆的の反対=可逆的が当たり前のイタリアです。
 
 
 
日本のお隣の国ももしかしてそうなのかな??