「偉大な自然の法則とは、無関係に見える些細な出来事であっても、すべての出来事は、太陽の軌道と同じくらい必然的な自然の法則が生み出す結果である」
-ピエール=シモン・ラプラス(数学者・物理学者・天文学者)
2013年8月10日(木)
東京駅からの空港バスで成田空港第2ターミナルへ。13:40着。お盆期なのに日本人がほほいないマカオ航空カウンターを経て、銀だこ食って出国。
この日のマカオ航空NX681便はほぼ定刻の16時06分に駐機場を離れて16時29分に離陸、飛行時間3時間55分を経て、19時24分(現地時間)にマカオ国際空港に到着した。
成田のカウンターで昔ながらの紙チケットを受け取ったとき、航空機のタラップから降りてマカオ空港の地面を踏んだとき、イミグレを抜けたとき、それぞれで泣いた。
2020年1月以来、3年7ヶ月ぶりの訪マ。その年の2月の予約も持っていたが、当時は「中国」が新型コロナウィルス最たる流行地とされていたため、周囲の目を気にして止む無くキャンセル。止む無くキャンセルしたものの、香港エクスプレス空港からカネが返ってくることはなかった(しつこいw)。カラヴェルホテル(卡爾酒店)からは返ってきた、だから今回も泊まる(安かったのもあるけどw)。
マカオ国際空港から、カラヴェルホテルのある内港へは路線バスで向かう予定であったが、「酒店専車」(免費バスの意)のサインを見つけてフラフラと乗り場へ。宿の近くに、専車があるようなカジノホテルはPonte16(澳門十六浦索菲特大酒店)しかないのに。きっと、免費バスに乗って、マカオを感じたかったのだと思う。どこでもいいから。
なぜかそこにいたベネチアンのバスに乗り、ベネチアンから氹仔客運碼頭、上葡京(グランドリスボアパレス。氹仔に2021年7月30日開業)の長旅の末、半島側の葡京へ。
21時30分、そのまま北京街の松花湖水餃でメシ。
好物の麻婆豆腐を前に、写真の瞬間に泣いた。
松花湖水餃では、麻婆豆腐(98MOP)、東北大米飯(15MOP)、水餃8只(45MOP)、肉絲熱湯麺(65MOP)を食って計223MOP(約4,081円)。なお、今回は奥さんも同行しているため、一人でたいらげたわけではない。
相当の物価高を覚悟していたが、2019年当時も香港マカオのインフレはある程度進行しており、もしかすると円が安くなっているだけかもしれない、とも思った。物価進行の記録のためにも、ブログではなるべく金額は記載していきたい。
メシ食った後、ついに、ついに、この場所へ!
青春の地。
ここに帰ってくるのに、3年7か月かかりました。
葡京娯楽場のネオンが、蛍光色から赤色になっていた。
そして、ひさしぶりの亜熱帯性気候も心地よく、徒歩で内港のカラヴェルホテルへ。1.4km(徒歩14分)。
22時30分、カラヴェルホテルにチェックイン、
ダブルルーム、木金土の3泊で42,476円(Agoda経由)。
旅装を解き、宿から200mの位置にある十六浦娯楽場の「見学」へ。すかさず1万HKDバイイン。この1万HKDはコロナ前から持っている現金より。
すぐに罫線に目を移したが、霞んで見えない。涙か、いや違う、視力だ。身体能力の衰えを知る。場内の光量にも馴れない。視力の次は脚力、持久力か。大に賭けて、直前に小に賭け直す優柔不断な判断力だけは温存したいものだが、これでは罫線ジャングルと戦うことはできない。金沙は特にムリだ。逆に言うと、いわゆる「飛び込み自殺」は避けられるかもだけど。
罫線が霞んで見えないので、奥さんと近くの新馬路沿いのスーパー「新花城超級市場 新馬路店」へ。お菓子とかカプラとか、この内容で366.9MOP(約6,587円)。物価高に奥さんは早くも戦意喪失w そういえば、以前からマカオはスーパーは安くなかった気もする。24時30分、宿に戻る。
この日は勝負せず。マカオに着いた夜に勝負しなかったのは、私の訪マ史上はじめてのことかもしれない。
2023年8月11日(金)
8時起床。
奥さんが身支度しているあいだ、私は十六浦娯楽場へ。
下向いてる人やしゃがんでる人いて、金沙だけでなく、朝の十六浦にもカネが落ちているのだろうか。
9時、勝負開始。
ご挨拶にファンタンの三門(4分の3の確率で当たる賭け方)に300HKD。ミニマムが600HKDになったと注意され、チップを足して600HKDとする。ハズレ。三門でハズレか…これは先が思いやられる。
成田の搭乗口は85番(8+5=3)、カラヴェルの部屋は201(2+0+1=3)ということで、バカラはダメだと大小へ。
6のあとの小に400HKD、ハズレ。恥ずかしながら一瞬スイッチが入りかけて(クワッとなる)331のあとの小に1,000HKD、ハズレ。
三門含めていきなり3タコ。
まぁ、こんなもんか。
つづく