姿勢と不調症状改善の地域サポートセンター姿勢カイロ・オフィス院長の辻内正昭です。姿勢矯正士です。

20240424_161535 (002)前回のブログでは筋腱の不全と収縮を見極める必要性があると書いたが、そこんとこをつっこんでいく。

仮に足関節内返しで後脛骨筋が働いているのに内側縦アーチの崩れの症例があったとすれば後脛骨筋に介入すべきではないと思うのだがどうだろうか。介入しストレッチすれば足関節が更に緩くなりアーチが崩れ扁平足、外反母趾が進行していくのではないかというのがその理由。従ってストレッチではなく後脛骨筋を強化するトレーニングが良いと思う。後脛骨筋の働きが悪いと判断した時には積極的な介入が有効だと思う。間違っていればどなたか指摘していただければ本当に嬉しい。

姿勢もそうだが足関節の状態も人それぞれに違うものなので個々の状態がどうなっているのか正確に把握できる臨床推論と触診力と介入すべきか否かの判断力も求められる。


 

 

姿勢と不調症状改善の地域サポートセンター姿勢カイロ・オフィス院長の辻内正昭です。姿勢矯正士です。

今回はY君、サッカーの練習中、左脚の甲側の舟状骨、距骨、中間楔状骨付近に痛みが出て来院。

臨床現場では、その症状は不全であるのか、収縮であるのかを精査する必要がある場面に出会う。

不全とは該当する筋肉や腱の機能が十分働かないこと。
今回は後脛骨筋の例だ。
足関節が内返しになって筋腱がうまく滑らない状態が不全の状態。
結果として内側縦アーチが崩れ扁平足、外反母趾、時には足底筋膜炎にもなり得る。地面からの衝撃は足底のアーチがクッションとなり緩和されるのが普通だが、アーチがなくなると舟状骨付近にある後脛骨筋腱自体に痛みが出る。


逆にスポーツマンなどの場合は脚を酷使し、後脛骨筋の収縮が強く働き過ぎることが多い。すると舟状骨、楔状骨が強く引っ張られるため内側縦アーチが強くなりすぎて足の甲の距骨付近に痛みが出る場合がある。

CIMG3867画像診断でピントきた。

施術開始2~3分。痛みは和らいだ。後脛骨筋の収縮が強くなり過ぎだと確信した。
それではと本格的にその部位に介入。

痛みがすっかり取れた。同席の母親はビックリされた。

解剖学、神経学、バイオメカニズムなどを常に念頭に日々研究している成果が出た。

患者さんを苦しみから救い、驚き、感動と笑顔の健康生活を提供することこそが私の使命である。
これからも精進していきたい!

 

姿勢と不調症状改善の地域サポートセンター姿勢カイロ・オフィス院長の辻内正昭です。姿勢矯正士です。
前回のブログで取り上げた左足二分靭帯損傷補完施術のYさん。

1週間後、また母親からの電話。「捻挫した」とだけ聞いた。ああ!またあの二分靭帯損傷の部位か!?と思っていた。

CIMG3425来院後に告げられたのは「今度は右足首の捻挫です。二分靭帯損傷の痛みは先生に処置していただいてから痛みは全く無く練習できていました。」当院の施術で即座に痛みが取れその数日後には快調に練習できていたという。

さてさて、今度は体操競技の平均台の練習時、着地しようとした時右回りに捻ったらしい。幸い低い平均台だった。

触診では右踵腓靭帯付近に腫れがあったが比較的軽いと思われた。それでも痛く歩きにくそうだった。足首も固定していた。重篤な場合は応急処置をして病院の検査を勧めているが今回は当院の出番だと判断。

足首の筋、腱、神経などへ独自の方法で介入。腱の滑走音がかすかにする。とどんどん痛みは消え腫れも引いていく。付き添ってきた母親から「凄い!」と驚きの声があがる。

POLICE処置の理念を生かしてテーピングし終了。Yさんは最後にはジャンプして見せた。