姿勢と不調症状改善の地域サポートセンター姿勢カイロ・オフィス院長の辻内正昭です。姿勢矯正士です。

今回はY君、サッカーの練習中、左脚の甲側の舟状骨、距骨、中間楔状骨付近に痛みが出て来院。

臨床現場では、その症状は不全であるのか、収縮であるのかを精査する必要がある場面に出会う。

不全とは該当する筋肉や腱の機能が十分働かないこと。
今回は後脛骨筋の例だ。
足関節が内返しになって筋腱がうまく滑らない状態が不全の状態。
結果として内側縦アーチが崩れ扁平足、外反母趾、時には足底筋膜炎にもなり得る。地面からの衝撃は足底のアーチがクッションとなり緩和されるのが普通だが、アーチがなくなると舟状骨付近にある後脛骨筋腱自体に痛みが出る。


逆にスポーツマンなどの場合は脚を酷使し、後脛骨筋の収縮が強く働き過ぎることが多い。すると舟状骨、楔状骨が強く引っ張られるため内側縦アーチが強くなりすぎて足の甲の距骨付近に痛みが出る場合がある。

CIMG3867画像診断でピントきた。

施術開始2~3分。痛みは和らいだ。後脛骨筋の収縮が強くなり過ぎだと確信した。
それではと本格的にその部位に介入。

痛みがすっかり取れた。同席の母親はビックリされた。

解剖学、神経学、バイオメカニズムなどを常に念頭に日々研究している成果が出た。

患者さんを苦しみから救い、驚き、感動と笑顔の健康生活を提供することこそが私の使命である。
これからも精進していきたい!