声援の力 | カルバートン・スミスの告白

カルバートン・スミスの告白

ふたつ、不埒な悪行三昧……。

アイドル乱舞の福岡公演、楽しすぎたんですけど、とりあえず今日はロンドンオリンピックのことを書きます。青島百八軒です。(あらためていいますが、百八軒は「ひゃくはちけん」と読みます)


先日までは、日本がなかなか金メダルを獲らないことに正直イライラしていました。
いや、むろん金メダル獲るなんてことはそれはそれは難しいことだとわかっているんですよ。なでしこジャパンも銀メダルに終わりましたが、対戦したアメリカの選手団はなんだか怪人のような強さでしたよ。ゴールキーパーのソロ選手牛久大仏みたいに見えましたからね。(笑)

アジア人という体格的なハンデはあると思います。そんななかで体格の大きな欧米人と戦ってほぼ互角に競り合えるんだから、日本選手団も大したものです。メダルの総数だけで言うなら、過去のオリンピックにも引けを取らない成績だそうじゃないですか。これもすばらしい。

でもね。

人情としては一人でも多くの選手が金メダルを取ってほしい。それは率直な感情です。

どうしてこうも今一歩というところで金メダルにならないのか?

わたくしは「声援の多さ」というのも関わっているのではないかとも思います。


女子レスリングが、伊調・小原・吉田と連続で金メダルを獲りました。

選手それぞれの闘いも素晴らしかったのですが、何よりも凄かったのは会場の声援でした。

テレビで観ていて、あれは観ている側も興奮させるものがありました。

こちらはテレビで観ている側なので、どんなに頑張ってもロンドンまでは声援は届かないかもしれません。でも思うんです。少しでも多くの人がオリンピックを通じて様々な競技に興味を持ち、それがひいては日本スポーツ界全体の振興の引き金になるならば、日本はもっと金メダルを取れるのではないか?

日本よりも多くの選手を送り込んできたアメリカは、どの会場でも星条旗を掲げ、観客席から叱咤激励しています。体操女子・個人総合で金メダルを取ったダグラスの時もそう。なでしこジャパンにかったときもそう。気合の入れ方が日本とは違う。あれは日本にとっては相当なプレッシャーになったと思います。
そういえば、アテネ五輪の時はオリンピック応援の弾丸ツアーが決行されて話題となりましたが、ロンドン五輪ではそういう話題をついぞ聞きませんでしたね。日本国内での五輪ブームがここに至ってちょっと冷めているような気がするんです。

海外旅行は苦手だけど、オリンピックが観られるなら一度でいいから見てみたい。亭主がへそくりするところ。(←違うから。www)

わたくしみたいな五輪ミーハーが、もしかしたら、これからのオリンピックを支える貴重なファン層となるのかもしれない、そんなことを考えた、ここ数日間でした。