誰このブス・・・
腫れたまぶた、むくんだ顔。
鏡を見るたびに
ひどい自己嫌悪に陥った。
太っている私、
ブスな私には
まるで価値を感じられず、
細くてイケてる見た目にならないと
生きている資格さえない。
それが20代の私の価値観だった。
イケている時は、モテたし
チヤホヤもされた。
それこそが私の存在価値だった。
だから、
過食した後の自分を
鏡で見る事は
まるで拷問だった。
指で吐く時は
涙も出る。
だから目が腫れる。
疲れて寝て、
目が覚めると
顔も体も浮腫んでいる。
誰このブス・・・
自己嫌悪して、
自分を否定して、
これでもかと
自分が自分を痛めつける拷問。
一人暮らしをしていたから、
過食するための
時間と空間が存分にあった。
過食の症状は悪化の一途。
ある時から、
会社から自宅にたどり着くのに
何時間もかかるようになってしまった。
イートインのパン屋さん、
ファーストフード、
お蕎麦屋さんなど。
駅構内にあるお店を
素通りすることができず
ファーストフードで
ハンバーガーのセットを食べて、
違う系列のファーストフードで
またセットを食べて、
隣のお店に寄っては
天丼を食べて、
次のお店では
パンをいくつも食べて、
そして吐いた。
毎日行くと怪しまれるかも
そう考えて、
過食するために、
違う駅で途中下車したこともあった。
過食の衝動が、
いつ起こるか分からず、
自分が怖かった。
衝動が起きたら
それに抵抗する事はできなかったから。
最寄りのコンビニでは、
お弁当や菓子パン、お菓子など
カゴいっぱいに入れて
レジでは
「お箸は何膳つけますか？」と
聞かれると
1人で食べることが
店員さんにバレないように、
「ええと、４膳お願いします」と
これから会う友達を数えるような
小芝居をした。
食べ終えた後の部屋には
空の容器や袋が散乱。
思うように吐けないと
より一層、自己嫌悪がひどい。
その頃、
仲良しの同僚が
私の様子がおかしいことに
気づいてくれていた。
腫れた顔で会社に行ったある日、
「病院に行こう！」と
会社近くのクリニックに
私を引っ張って行ってくれ、
待合室で一緒に待ってくれた。
診察室で症状を話すと
まずは内臓の検査をした。
それ以外の事は
あまり覚えていないけれど、
最終的には
自律神経失調症という診断名で
会社を休職することになり、
私は実家に帰ることになった。
過食症は、いくら食べても
満たされることはない。
いま
思うことがある。
あの頃の私は、
心が飢えていたのだな、と。
飢餓状態の心が、
度を越した食欲を生んでいたのだ
と思う。
病院に通院してお薬を飲み
過食の頻度は
徐々に減っていくけれど、
時々、発作のように
過食の衝動にかられ、
小走りでコンビニに向かう。
そんなことが数ヶ月に一度、
年に数回あった。
その後、摂食障害とは
10年以上の付き合いになった。
心の飢餓状態を治さない限り、
表面的に症状を抑えても
本当の意味では治らない。
表面的な過食の症状が
あまり気にならなくなった頃、
私は結婚し、
やがて
自分がモンスターになるような
カサンドラ症候群で苦しむことになった。
つづく
最後までお読みくださり
ありがとうございました！
愛、お金、運、人間関係に恵まれるまでの私は、
HSP気質、摂食障害、
アダルトチルドレン、カサンドラ症候群に
苦しんでいました。
その過去をプロフィールとしてご紹介させていただきます。
次のエピソードはこちら
↓↓↓↓
公式LINEでは、
心とお金のしあわせ心理学の無料プラグラムを提供中です💓
↓↓↓↓
公式LINE登録特典として
特典１💓
書くだけで人生が変わる
心とお金のしあわせ心理学
完全解説動画
特典２💓
感情のクセを把握して
愛と人間関係に恵まれる
セルフカウンセリングシート
特典３💓
お金も運も引き寄せる
習慣チェックシート
をご用意しています。
ぜひ受け取ってくださいね！
