私の私見ですが、
「不動産投資家とは、一代で不動産資産を築き上げ、家主になった人達、または、それを目指す人達のこと」
と定義しています。
そして、不動産投資家の最大のミッションは、儲けること。
投資である以上、利益で上がらないのは頂けません。
率直に言えば、儲からなければ意味がないのです。
儲けている延長で、資産が増えて行きます。
どちらかといえば、負けたら次はないトーナメント戦の如く、失敗は許されません。
※失敗=敗退ではなく、ゴールが遠くなる
勿論、投資なので、リスクはありますが、
不動産投資の場合、先人の奮闘努力のおかげで、ノウハウが継承されたため、そのリスクは、対処可能なものが多いのも事実です。
よっていくら儲かるか?を、始める前(物件購入する時)に、判別可能なことも多いのです。
ただ、時代ごとにトレンドが変わるので、そこの見極めが少々難しいと感じます。
具体的には、不動産投資家にとっては、賃貸経営だけ成功していても、それは違います。
出口売却も見据えて、全て売却したときに、いくら儲かったかが判明するのが不動産投資のため、
賃貸経営でも利益を残し、売却でも利益を残すことを目指します。
利益の割合で言うと、
賃貸経営 : 出口売却 = 1〜3 : 7〜9の割合くらいではないかと思います。
一方
代々、不動産資産を子孫の相続させて、おられる、家主地主の方とは、その目的やゴール、手法にしてもやっていいこと悪いことが
まるで反対だったり、違うので、このあたりをごっちゃにしては、いけません。
不動産投資は、
物件購入 → 賃貸経営 → 出口売却 → ゴール
家主地主は、
相続税の節税 → 相続 → 子孫に承継(家賃収入で生活) → ゴール
上にそれぞれのプロセスを書きましたが、
不動産投資では、賃貸経営、売却を経て、利益の最大化を目指します。
極端な話、賃貸経営時は、全て収支が赤字であっても、売却で大きくお金を残す手法の選択も可能です。
借入も大胆にハイレバッレジでフル、オーバーローンを目指す手法も有効です。
修繕も控えめ、お金のかかる大規模修繕などは行わずに売却されることも少なくありません。
一方、
地主家主は、家賃収入で生活する子孫も多く、賃貸経営に重きを置きます。物件の売却などもってのほか。
借入も、無借金、多くても頭金30%入れるなど、家賃収入で生活できる加減をされています。
なので、
進化した地主家主は、
エリアのマーケティングをしっかり行い、
そのエリアで、一番人気が出そうな新築を建てたり、
既存の保有アパートの内外装リフォームを施すなど、空室対策に余念がありません。
大規模修繕もしっかり計画します。
と、このように、
不動産投資家と家主地主は、全く別のジャンル、別の生き物だと言うことがわかります。
なので、不動産投資家としては、正しくとも、地主や主としては、不正解ということも多々ございます。
成功法則がまるで違うのです。
別の双六、人生ゲームなので、止まったマスに書かれてある内容も大きく違います。
例えば、
・物件の売却
・大規模修繕
・設備のグレードアップ
・リノベーション
・節税
などなど、で見解が分かれます。
・物件の売却については、
不動産投資家はマスト(売却で大きく儲けるため)、地主家主は基本NG、資産の組み換えなど事情のある時しかしない。
・大規模修繕
不動産投資家は極力回避、地主家主はマスト
・設備のグレードアップ
・リノベーション
不動産投資家は、これを実施することで、家賃や、売却額が、自分の目指す基準を超えれば実施するが、地主家主は、マストではないが、適宜行う。
・節税
不動産投資家は、融資に影響の及ぶ、過度な節税はせず、利益が出て税金を支払う目的で、確定申告を行う。
地主家主は、赤字覚悟の節税も厭わない。
などと、やっていいこと、いけないことが違うことが、ご理解いただけましたら、幸いです。
ということは、不動産投資家は、地主家主に相談し、アドバイスを求めても、答えは出ないということがポイントなのです。
逆もまた然り。
出ないどころか、誤った判断をしてしまいがち
ちなみにあなたは、不動産投資家、地主家主のどちらでしょうか?
勿論資産がなければ、不動産投資家から始めて、一代で成り上がるのも楽しい生き方かと思います。
※勿論ほかの投資や事業で資産家になる事もよくあるお話かと。