実は、青春の記録を見るのは2回目なんです。
韓国ドラマって、結構長いから途中中弛みしちゃって、意外と見逃していることがたくさんあったり、改めてじっくり見るとまた違う見え方があります。
最終回、結局、みんなの恋愛は成就することはなく、それでももがきながら前に進む若者の物語でした。
韓国は軍隊の義務があるから、区切りのようなものが日本と違って明確にありますよね。
最終回は、ハッピーエンドのことが多いのですが、青春の記録は、気持ちよく終わったのではないかと思いました。
今を大切に生きて、記憶して、それを支えにこれから生きていく、そんな物語のような気がしました。
十五話から一つだけ、セリフをピックアップして掘り下げますね。
「あなたの感情まで私が受けるのはもうしない(네 감정까지 고스란히 내가 받는 거 이제 안 할래)」
今をときめくスターになったサ・ヘジュンのスキャンダルと忙しさが同時に押し寄せて、ジョンハに自分が納得いくように尽くすことができないもどかしさで、サ・ヘジュンは何度もジョンハに謝ります。
ジョンハは、サ・ヘジュンの責任感や誠実さをわかっているが故に、自分を責めて謝っている彼のことを思うと、心が苦しくなってしまい、別れを切り出します。その時のセリフです。
彼女もまた、小さい頃から大人に恵まれずにいつも周りを気にして自分を大切にできなかった過去があります。
相手の気持ちを自分の存在のせいにしてしまいます。これ以上、負担になりたくないと。
でも実は、相手の気持ちなんて、相手にしかコントロールできないんです。
もし、相手の不機嫌や言動に心が乱されてしまいやすい人は、その人から物理的に距離を取ることから始めるといいでしょう。
しかし、軍隊というデッドラインを頭の片隅に置きながら夢を追うと言うのは、一体どんな感じなんでしょうね。
自分の道を進む人は何歳でも輝いています。
そんなお話でした。