先日 斉藤一人さんの『人とお金』という本に出会いました。

その中で印象的だったのが、

「相談という名のエネルギーどろぼうに要注意」のタイトル内容でした。

 

 

※本の抜粋

 

「いい人」は 人からよく相談を受けます。相談には二種類あります。

 

ひとつは、純粋に「悩みを解決したいので、そのためのヒントがほしい」というものです。

こういう人には、相手の役に立つようなことを知っていたら、それを惜しみなく教えてあげたくなります。

そうすると、「ありがとうございます。助かりました」と喜んで、笑顔で帰ります。

 

もうひとつの「相談」が、やっかいなのです。

相談といいながら、実は「自分のグチや泣き言を、誰かに聞いてもらいたい」

こういう思いが目的で、あなたに近づいてくる人がいるのです。

 

こういう場合は、「相談」ではありません。

あなたにグチや泣き言を聞いてもらって、自分はスッキリする。

そして、話を受けたあなたの方は、疲れてグッタリする。

あなたのエネルギーが、相手に奪われているのです。

 

相手は、あなたからエネルギーを奪って、自分の心を満たしたので、話をする前よりイキイキしています。

 

これを私は「相談という名のエネルギーどろぼう」と呼んでいます。

 

「相談」を持ちかけた本人は、自分が「どろぼう」になっているとは知らずに、これをやっています。

 

あなたは、自分の大切なエネルギーを相手に与える必要はありません。

 

「相談があるの」と言われて、ちょっと聞いてみると、どうやらグチや泣き言を言いたいだけだった…。

そのことに気づいたら、あなたはキッパリと、こう言いましょう。

「『相談という名のエネルギーどろぼう』っていう話を知ってる?」

そして、この話をしてあげてください。

そうしたら、相手はハッとして、自分のしていることに気づくかもしれません。

 

人は、心が疲れたり、ストレスが溜まってくると、自分の中の「生命エネルギー」が少なくなってきます。

 

「生命エネルギー」は、他人から横取りすることで、自分に補充することもできます。

それがいわゆる「エネルギーどろぼう」です。

 

ところが、他人から奪うようなマネをしなくても、「生命エネルギー」を補充する方法はあります。

 

例えば、公園など、自然の多いところに行って、しばらく木を触らせてもらうのです。

または、朝早めに起きて、朝日を浴びながら、ゆっくり散歩をする。

これだけでも、減っているエネルギーを補充することができます。

 

また、「自分をほめること」で、減っているエネルギーを、自分で補充することもできます。

 

「人からエネルギーを奪う」という方法は、一番悪質な補充の方法です。

「いい人」ほど、自分のエネルギーを奪われやすいので、ぜひ気をつけてくださいね。

 

 

 

敏感で繊細で感受性が強いHSPの人は、共感能力も高い、それゆえに疲れてしまう。

 

その原因は、

相手の発する言葉が、グチやら、ダメ、できない…などのマイナス言葉。一人さんいわく、「地獄言葉」

 

地獄言葉を聞かされて、エネルギーを奪われてしまっていたから。

それに気づけなかったからなんだ。

 

マイナス言葉=地獄言葉を発する人からは、離れる選択をする。

 

それが自分を守るために必要なこと。

そして、そんな自分を許していく訓練が大事なんだと思いました。