大正デモクラシーの時代…護憲運動が全国に広がっていったその時代の果てに…
政党政治の瓦解と軍部の台頭が進んでいった。
ちょうど、「戦後民主主義」を経て、民主党政権のていたらく以降、
自公独裁、メディア主権のファッショ体制が加速していった現在の状況と一致する。
せっかく、上皇さまが「譲位」を実行されて令和の時代を始めたというのに…
またも、日本は皇室の意思に逆らって、戦争とファシズムに突っ込んでいきつつある。
「一億総非国民」の時代が到来している。
さて、前回用いた画像…ここに日本の地政学的特徴が表れている。
「歴史は繰り返す」のは、なぜか…
…の答えのひとつに、「地政学的条件」があるからだ。
黒船来航、開国以降、日本は典型的な「植民地貿易」に苦しめられた。
そこから脱して「自主独立」を獲得するために「富国強兵」を推進し、
結果的に、「アメリカの植民地」にされてしまった。
こうした一連の歴史的経緯のバックボーンとして、
「亥の一番」に押さえておくべきものがあるのである。
この前は、3月分の貿易統計を使ったので、今回は4月分で確認してみる。
まず、輸入品のトップは?
原油や石油製品・天然ガス、石炭等…2,093,989(百万円)である。
つまり、ざっと2兆円。
第二位は?
これが、半導体関連や通信機等の電気機器で、1,381,024(百万円)である。
ざっと、1.4兆円…だね?
<ちなみに、「輸出」は、1,335,549(百万円)…ほぼ拮抗している>
そして、第三位が「化学製品」で、有機化合物や医薬品がある。
医薬品の額は大きく、378,172(百万円)もある。
(輸出は111,544(百万円)
「化学製品」全体での輸入は、970,507(百万円)。
一方、輸出も、971、224(百万円)なので、ここも拮抗している。
第四位は「食料品」で、825.146(百万円)
<輸出は、104,317(百万円)と微弱>
また、第五位と第六位は、ほぼ同額で…
「一般機械」が、734,769(百万円)
<輸出は、1,544,931(百万円)…これは、輸出が輸入の倍ある!>
鉄・非鉄・金属・木材・繊維等々「原料別製品」が、723,526(百万円)
<輸出が、948,008(百万円)で、鉄・非鉄製品が主力だが、ゴムや繊維も>
ちなみに、自動車とその部品は、274,756(百万円)である。
こちらの輸出は、1,840,092(百万円)…輸入の5倍である。
日本の経済で、どこが強くて、どこが弱いか、
そして、なぜ、こうなっているのか?
ここを押さえることが、
日本の経済や国益を考えていくうえでの「イロハのイ」なのである。
「貿易赤字で円安でインフレで、庶民の生活が~」などと騒いでいるが?
はたして、その「騒ぎ」に、どれほどの意味があるのか?
もちろん、この「騒ぎ」の大本は、「サヨク」転じた「パヨク」とマスコミである。
(パヨクには「あべパヨク」もいる。時代は「パヨクの多様性」…)
とりあえず、この「貿易赤字」と「円安」が、「わるいもの」だとしよう。
では、それを「是正」するには、どうしなければいけないのか?
「右」も「左」も、「あれがわるい」、「これがわるい」という…
だから、「それがわるい」、「あれがわるい」とギャーギャー騒いで
「多数派」を形成すれば、「世の中よくなる」と考えている。
とくに、「男女平等」については、そのレベルのパヨクがのさばっている。
ま…だが、その件は今回はおく。
「パヨク」の共通点は、議論の前提をまるで確認しないで決めつけること。
中二レベル…というか…大学行ってもその程度では「人間」とは認められない。
だから、「サル」、「蛮族」と言われて、キレてる方がおかしい。
まず、自分が「その程度」であることを、心から反省して正してほしい。
「わるい」とはいうが、それ、ほんとうに「わるい」ことなの?
…まず、このレベルからの議論が必要なものが、とても多い。
この「ウクライナ戦争」にしても、バカほど「ロシアがわるい」と決めつけている。
「円安がわるい」、「日銀がわるい」…
しかし、なぜ?…
だいたいが、「わるい」のは、
「わるい、わるい」と騒いでいる連中の頭の方なのである。
「冤罪裁判」などで「戦う」のであれば、
自分たちが犯している「冤罪」についても反省すべきである。
さて、それでは、貿易統計を「国別」でみてみよう。
「貿易赤字」の筆頭は?
「中東」で△740,133(百万円)…である。
4月分の貿易赤字の総額が△432,413(百万円)だから、
その「大きさ」がよくわかるだろう。
このレベルの赤字は「オーストラリア」で、△593,803(百万円)
第三位は、「中国」で、△460.879(百万円)であるが…
輸出が1,445,581(百万円)との」差引の結果である。
欧州とは、輸出入が拮抗していて…
輸出、1,066,487(百万円)に対して、輸入、1,135,944(百万円)
差引が、△69,457(百万円)
次に、ASEANの貿易規模が大きく、貿易赤字は△58,162(百万円)だが、
輸出、1,200、671(百万円)。輸入、1,258,833(百万円)なのである。
そして、アメリカ合衆国の場合は…
輸出が、1,656,921(百万円)。輸入が、862,091(百万円)。
輸出が輸入の倍あって、貿易黒字は、738,224(百万円)。
この数字は中東からの「輸入超過」分と、ほぼ同じである。
直近で引用したチョムスキーの発言を思い出してほしい。
「アメリカが中東に関与するのは、日本をコントロールするためなのだ」と。
(翻って、ウクライナに関与するのは「ドイツをコントロールするため」である)
つまり、ここで「三角貿易」が成立している。
日本は、アメリカに工業品を売って外貨を稼ぐ…そして、そのカネで中東から石油を買う。
アメリカは、その中東に武器を売り、ドルを回収する。
だから、日本は中東で多発する戦争に、かなり主的に関わっている。
まあ、だから…
「悪魔の戦争」であったイラク戦争やアフガン戦争にも「参加せよ」と圧力を受けた。
米英が「鬼畜」たるにも、「理由」が、このようにあるわけである。
「ドルの支配」が崩れれば、上の「三角貿易」も破綻する。
日本が再び「鬼畜国家」に成り下がっている理由の根本が、ここにある。
だから、いくら…
「反戦」、「反原発」、「反武器輸出」を叫んでも、
それでは「国際経済」が回らなくなるので、無視されるのである。
現在の「アベノミクス批判」や「格差批判」は、
こうした問題になにひとつ答えていない。
はてさて、「れいわ」や「共産」や「立憲」が政権を執ったとして、
これらの問題は解決するだろうか?
まるで、プレゼントもプランもなく、彼女をデートに誘うようなものである。
それで応じてくれる「彼女」ほど、「国際社会」は日本に「惚れ」ているのだろうか?
そんなに都合のいい相手であるならば、それこそ大事にしなければなるまい。
【北朝鮮化していく日本】
前回記事に引用した日本の歴史と昨今の乱れたメディアの状況を踏まえると…
とても不気味!!!
⇒
原発問題では、韓国でもいろいろあるようで…
⇒
【再掲】サヨクの「運動」とかつての「愛国軍部」のやることはよく似ている。(↓)
「右」も「左」も掲げている旗が違うだけ。
ユダヤ資本の総帥、デヴィッドが死んでから、おそらく「跡目争い」が激化している。
日本でも、とある街の「秩序」をヤクザが仕切っているように…
「国際社会」では、半マフィア(…てか、ほとんどマフィア)の
グローバル資本が仕切っている。
ただの「金持ち」では、彼らはない。
なかでも「ユダヤ・ロビー」と呼ばれる勢力の影響力は絶大だ。





