アホノミストたちが、「限界だ~、限界だ~」と騒いでいる。
「マイナス金利は限界だ~」「YCC は限界だ~」…
「日銀は利上げに追い込まれる…」「出口戦略が示されるのはいつ?」…
Σ(゚Д゚)(´⊙ω⊙`)!(; ゚ ロ゚)( ; ロ゚)゚ ( ; ロ)~゚ ゚
こういう連中がいるから、なおさら日銀も動きづらいのだろう。
利上げをすると、あらぬ解釈をされて説明がめんどくさいからである。
バカに説明することほど気の滅入ることはない。
マネタリーベースを見ればわかるが、日銀は一貫して「引き締め」をしている。
コロナ禍まっただなかのときからは、ずいぶんと「正常化」してきたからである。
それでも「デフレギャップ」はなくならない…
これは、米英新自由主義グローバリゼーションのせいであって、
この政策が終わらないかぎり、どうしようもない。
なのに、岸田はなおも米英に盲目的に追随する愚を犯しているところである。
米英新自由主義(=帝国主義)は、次の段階に進んだだけである。
本質が変わったわけではない。
日本は移民をほとんどいれず、安くこき使う奴隷的労働者が不足している。
よって、自国民を奴隷扱いして「安くこき使う」わけで、それでも不足する場合は「外注」になる。
つまり、中国などから安く輸入するか、中国などに進出して、そこで生産するかである。
これにより、日本の製造業は壊滅し、消費税導入もあって内需が盛り上がらなくなった。
仮に、内需があっても外資のエサになるだけなのである。
そして、中産階級が没落した分、その仕事を請け負った新興国が経済成長し、
その新興国の中産階級が代わりに勃興してきたわけである。
しかし、日本の惨状を見てきた中国やロシアは、米英の「自由民主主義」を排除した。
それは、ニセモノの自由であり、ペテンの民主主義だったからである。
そして、そのインチキ民主主義はいま、米英、そして日本を根本から腐敗させている。
岸田政権は、まさに、その象徴なのである。
日本は、どうしていつも「周回遅れ」なのだろう?
米英ではいま、ポピュリストたちが政治から排除されようとしているのに、
日本では、これから「本番」になるわけである。
今回の選挙では、ぜったいに自民党に勝たせてはいけなかった…
主権者としては怠け者の日本国民は、
これから自分たちの選択のツケ、報いをうけることになる。
『ホモ・サピエンス全史』のハラリは、AI の発達で「無用階級」が形成されるという。
その連中を養うために「ベーシック・インカム」などが提唱されている。
しかし、そんな「無用階級」を、だれが養いたいと思うだろう?
いまでさえ、「家付きカー付きババ抜き」が進化して、家族の「断捨離」が進んでいる。
身内でさえ養おうとしない者たちを、他人のだれが養うというのか?
しかし、これから国民の95%がそうなる可能性がある…
…というのに、ずいぶん暢気なものである…
まあ、ついでながらに長々と書いてきたが、結局何が言いたいかというと…
① 日銀に責任はない
② 日銀が円安に誘導したいと思うのは当然のこと
…の2点である。
それでも、日銀に、
もう少しやりようがあったのではないのかということについては、すでに述べてきた。
「なにもしなければよかった」か、
「プーチンを見習えばよかった」…のである。
何度も言うが、現在の金利上昇は、信用拡大期のものではない。
ここのところを、なぜか理解できない中二レベルの人たちが少なくないのである。
どうして、高校や大学を卒業できたのかと思う。日教組と文科省の罪だ!
この金利上昇は、インフレの長期化に恐れをなした債権投資家の債券売りが起点である。
つまり、これは銀行の「貸し剥がし」と同じことをやっているわけだから、信用収縮なのである。
よって、現在の利上げは、信用収縮を止めるためにやっている。
過熱した経済や過熱した信用を冷やすための利上げではない。
どうして、ここのところがわからないのだろうか?
バカはなぜ、バカなのか?
お釈迦さまでも「前世の報い」と説明する以外なかったのだ。
まあ、「魂の永遠」を仮定すれば、当然、そういうことにはなるだろうが…
いまの「行き過ぎた円安」は、「行き過ぎた米国の利上げ」の結果である。
しかし、日本に何の責任もないとはいえ、「行き過ぎたドル高」の影響は現れる。
米国の利上げが、25bpずつだったなら、何の問題も生じなかっただろう。
前代未聞の大幅かつ迅速な連続利上げだった。
これに対する「激変緩和措置」は、「金利をピン止めすること」ではなかった。
米国が75bpも利上げしたなら、
25でも50でも、プーチンを見習って利上げして「激変緩和」をすべきだった。
金利の影響はすぐには生じない。
だから、プーチンがそうしたように、「落ち着いたら改めて利下げ」すればよかった。
日銀は、腕づくで金利をピン止めしようとして、何兆円も使ったが、プーチンは使っていない。
日銀の手法はレイプみたいなもので、乱暴に過ぎた。
もう少し、市場に寄り添って、ふんわりと目立たぬように手を差し伸べるべきだったのだ。
最初の「ピン止め」で為替がはねたときに日銀は気づかねばならなかった。
「激変緩和措置」としては、「あべこべ」をやっていたのだと…
つまり、「アクセルとブレーキを踏み間違えた」のである。
しかし、それでも日銀の落ち度は、全然微弱なものである。
ただ、ここからさらにドル高が加速するようなら少し考えた方がよい。
国民は、岸田自民に投票した。
これは、つまり、「インフレを受け入れた」のである。
国民の側に、そんなつもりがなくても、そういうことになる。
契約書をよく読まずに契約して、あとで「知らなかった」が通用しないのと同じだ。
甘ったれてはいけない。
この「インフレ」は、「インフレ」というより、「資源バブル」である。
それは、コロナ禍で経済が病み上がりであるにも拘らず、「脱炭素」と「対露制裁」を強行したことにある。
(さらには、米中対決もベースとして存在している)
つまりは、
グレタ・インフレであり、ジョンソン・インフレであり…
バイデンインフレであり、岸田インフレなのである。
国民は、自分たちの選択に責任を負わねばならない。
それが、民主主義なのである。