ジョンとサユリ…グンっと急接近するふたり……
「初めて、名前で呼んでくれた」とジョンは喜びます。笑顔もステキ。
米軍の兵士が、面白がって卒塔婆を抜いてしまうという話を聞いて、ジョンもちょっとバツが悪そう。
「同じアメリカ人」ったって、「同じ」じゃないですが、でも、バツが悪い…
日本政府だって、テレビなんぞでプロパガンダはしていますが、内実は米兵と大差はありません。
日本という国の正体を一刻も早く知ってもらいたいものですね。
さて、勘違いした住民がサユリに強くあたって、ジョンもヒートアップしてしまいます…
警官が駆けつけてくれて、大事にはいたりませんでしたが、”一触即発”の危機でした。
同じ地獄を味わった身、サユリには住民の気持ちもわかるわけです…つらいですよね…
ジョンだって、悪気があったわけじゃない…
お互いが、知らなかっただけなんですね…
だから、感情のままに動いてしまうというのは、よい結果を招かない。
しかし、体験が体験だけに「感情的になるな」ってのもムリですよねぇ…
サユリを守るつもりで、かえって傷つけてしまったのではないか…
ジョンは、俄かに不安になるのでした…
次の日、サユリが休みだと聞いて、ますますジョンの不安が募ります。
あなたなら、こんなときどうします?
ジョンの次なる行動は?…
でも、サユリの最後の、別れたときの感じ、どう思います?
サユリの右手…
「またね…」…でしょうか…
「もう、サヨナラ」…なのでしょうか…
マンガって、ちゃんと登場人物の心理を描きこんでしまうのですねえ…
作家の表現力に感心してしまいます。