さて、それでようやく日経平均が上へ抜けた感じなのですが…
ザラ場をみていると、買い残が積みあがった銘柄がごろごろしてましてね…
なんだか「ひと相場終わったな~」みたいな雰囲気なんですよね…
去年までのような上げ方はしないかもしれないのですよね…
ここへきて、ソフトバンクや日産が自社株買いを発表しているでしょ?
ソフトバンクはストップ高をつけたりしていましたが…
これもね…「末期的だな~」って感じがするんです。
自社株買いって「いいこと」のようにマスコミは書いているじゃないですか…
(´0ノ`*) ”投資先がないから自社株買い”でもあるのに「よいこと」なのですかね?
(ノ゚ο゚)ノ ライブドアのときの「株式分割」と大して変わらない詐術だと思うのですが…
(=`(∞)´=) どう思われますか?
(* ̄Oノ ̄*) 本当に”株主のため”なんでしょうか…
(>。☆) 「ストックオプション」ってご存知ですかね~?
株式会社研究一筋の奥村宏さんに教えていただくことにしましょう…
終身雇用の時代が終わって、”会社人間”の時代も終わりました。
似たようなことが経営者にもいえます。
それまで経営者は会社の売り上げや利益を増やし、会社を大きくすることが自分たちの使命だと信じ、会社のために一所懸命にはたらいてきました。
報酬はその対価として受け取っていたわけです。
ところが、いつのまにか会社経営を利用して自分自身の所得や財産を増やすようになったのです。
ストックオプション…これは、予め決まった価格で自社株を買う選択権のことです。
その会社の株価が安いときに、たとえば1000円のときに1200円で買う権利を与えます。
株価を上げて1500円になったときにその権利を行使して売れば300円の儲けです。
株価を上げることができなければ、権利を行使しなければよいのですね…
機関投資家が株式を保有して経営に口を出すようになり、経営者にこのストックオプションを与えるように要求するようになったというのです。
これが1980年代のアメリカで大流行いたしまして、「株主資本主義」と呼ばれました。
それでエンロンのCEOだったK・レイやJ・スキリングは大儲けしていました。
そのさなか、エンロンは経営危機に陥っていたというのにです!!
日本では、商法で自社株買いは禁止されていたのですが、19997年に解禁してしまいました。
経営者と企業の利益も一蓮托生の関係ではなくなってしまったというわけです。
…
( ̄ー ̄;まあ、テストの点数も学力とは必ずしも関係なくとも「高けりゃいい」ようになって学生や学校の質が暴落したのですが…
株価も「高けりゃいい」で、企業の本当の価値も株価とは関係なく暴落しつつあるのではないでしょうか?
そういう意味で、いろいろと「資本主義は終わった」と今日囁かれているわけでございます…
日本人も「おまえは何人だ」と聞くようになってきたら”終わり”ですけどね。