遊女あるいは悪女が男たちを手玉に取るときは、お互いに競争するように仕向けます。
なかには、男たちが自分を巡って決闘する様を見てうっとりするのもいるようです。
あるいは、昔の王様たち…側室をいっぱいはべらせて、たがいに競争させました。
(´0ノ`*) 「光源氏」を書いた紫式部も、そうした側室のひとりに仕え、館を素敵なサロンにするように期待され、はたらいたのです。
夫に気に入られ、入り浸ってもらえるようにするためでした…
(-∇-;) 「競争」「競争」と社会は煽りますが、その「競争」に「勝った」とて、それは「勝利」でしょうか?
(>。☆)b 常にトクをしている「勝ち組」は、「競争」をさせる側であって、する方ではないのです…
勝とうが負けようが、「競争」に参加している時点で、すでにあなたの「負け」なのです…
【勝ち組になる鉄則】
「自分以外を互いに競争させよ」(自分は競争してはいけない)
┐( ̄ヘ ̄)┌よ~く観察してみなさい…競争に熱心なのは…バカばかりだから…
(-"∀"-;) さあ、前回は大資本の基本戦略について述べました。それが、この鉄則につながってきます。
(ノ゚ο゚)ノ まず、ものを溢れさせることで市場を奪います。すると…
その地の産業が潰れるので産業を乗っ取ります。
( ̄0 ̄;ノ これで、その国の「受容」と「供給」を独占してしまうわけです。
(-x-;) しかし、ネットの個人販売みたいなものがあると完全には支配できませんね…
(°∀°)b それで、流通や通信も独占しようとしてきます…
( ̄▽+ ̄*) だが、まだそれでも足りない…価格を決めるものは需給のほかにマネーがあるからです。
(-"∇"-;)b そこで、金融を牛耳ってしまう…
( ゜∋゜) 「民主化革命」後のアラブには次々とアメリカ資本が参入しています…
( ̄* ̄ ) そして、アラブの会社には「テロリスト」だと因縁をつけて送金や口座を凍結!
(-。-;)b そうやって、地元の企業を潰して、参入していくのです…もう立派な「侵略」ですね…
(`(エ)´)9m …で…、よ~く考えてくださいね…あなたは金融機関に預金したり保険に加入します…
(ノ´▽`)ノ 金融機関は、そのカネで国債を買ったり、株を買ったりしています…
( ゚ ▽ ゚ ;) それで彼らは金利収入と、株主配当を受け取っているのですよ…
( ̄0 ̄;ノ あなたのカネだったのに、そのカネでやつらは「株主」になっている…
( ̄∩ ̄# 株主ってことは、会社を所有し、支配する者のことですよ…
(;´Д`)ノ 昔は…といってもまだホリエモン騒動のあったころまでは会社は「みんなのもの」だった…
(T_T) それがたった数年で、「会社は株主のモノ」(=社会のモノではない)ってことになり…
(゙ `∇´)/ 社員なのに、会社でケータイを充電すると…
「会社の電気を盗むな」と言われるようになりました…これって正しいの?
( ̄^ ̄) バブルのころは、会社は社員のモノでもあった…
(´∀`) だから、みんな会社のカネで飲み食いしてました…
(-_-;) それはそれで「問題」でしたけど、いまのがマトモとも思えません…
( ̄^ ̄) …で、ともかく…金融企業をもつことで、会社の株主になる…それはつまり…
企業の所有者、支配者になるってことなのです。(-""-;)もともとはあなたのカネなのに…
川・ε・川 あなたは多分、賃金労働者の側ですよね…ってことは…
会社を所有するどころか…あなたが、会社の所有物ってことになるわけです…
゛(`ヘ´#) 厳密には「あなた」ではなく、あなたが売り払った「労働力(時間)」なのですが…
(-"∇"-;) ここまででも十分「世界支配」の展望が見えると思いますが、まだまだ…
( ゜∋゜)b 「競争」というきょうのキーワードが、まだこれにハマっていません…
(-∀-;) ここからこそがもっとも重要なことなのです…
( ̄ー ̄; 世界を支配するなら、優良企業の株主にならなくちゃと思うでしょう?
(-∇-;) 必ずしも、その必要はありません…
(☆。☆)9m 市場占有率の高い上位三つくらいの企業の株を買います…
┐( ̄∀ ̄)┌ あとは、互いに「競争」させるだけです…
( ̄∇ ̄+) すると、自分の株主の企業以外は「淘汰」されてしまいます。
( ゜∋゜)b 自分が株主の企業がやられたら、乗り換えるだけ…あとは…
ヽ(`Д´)ノ もっと利益を出せ~!…って煽るだけ…
自分の株主の企業がことごとく市場を占有し、その国の経済を牛耳ってしまうわけです…
「競争が厳しい」だの「グローバル競争」だの言いますがね…
グローバル経済とは要するに、株主が開いている賭場なのですよ。
闘鶏や闘犬のように企業を戦わせ、それをコーディネートして稼いでいる…みたいなものなんです…