『クロサギ』の話で”フィクサー”というのが出てきましたね。
”フィクサー”と呼ばれた人がいます。”大物右翼”とも・・・
そう、児玉誉士夫その人です。昭和33年4月、岸信介総理がF-Xにグラマンを推薦。しかし、この動きを児玉誉士夫はつかんでおりました。
戦犯として巣鴨に収容されつつ、戦犯たちを支え、GHQとの間をとりもったとされる笹川氏。
彼の部下が児玉氏で、岸総理が動く前から話を通していたのでした。
「国家の大事だから遠慮なくおやりなさい」と言いつつ・・・
「ただし、私心をもって事に当たってはいかんよ」と忠告するところは、なにやら不気味。
のちに、「田中、小佐野、児玉はカネでつまづく」と予言までしたそうです。
んで・・・、確かに神風ならぬカネ風は吹き荒れていたのです。
(@_@) しかし、「右翼」って、なんで「国士」のようでいて、こう「カネ」にご縁があるのですかねぇ・・・
それはそうと、児玉氏の持つ情報ルートは笹川ルートだけではありませんでした。
独自の政界ルートのほかに金融ネットワークの森脇将光氏から裏情報をゲットしていました。
この情報を政界や雑誌に流して叩いたわけです。
(-。-;)マスコミが”騒ぐ”ときというのは、こんな感じでカネが絡んでいるときなのでしょう。
これで、グラマンの話は吹っ飛んでしまう。最終的にはロッキードを一基115万ドルで180機の生産契約が決まりました。(それで工作費も10億ばかり動いたとか・・・)
航空機受注競争はのちに旅客機で起こります。長くなるので今回は割愛しますが・・・
このとき、笹川氏は「航空公害防止協会会長」なんて不思議な肩書で関わってきます・・・
しかし、ロッキードと関わることはなかった・・・
のちに疑獄事件とあいなり、児玉氏は大ピンチに陥るのです。
このスッキリしない疑問には、スッキリする説明がネットではなされています。
「在特会」と「統一教会」は笹川良一という人物でつながっている
元リンクは、リチャード・コシミズ氏ですが、ここのネタとしてはこっちの方が読みやすいかなと・・・
それとこれも・・・近年になって笹川良一の韓国籍の戸籍謄本が出てきた事
ウヨク=在日=統一・・・みたいな話になっていて、岸も鳩山も官も「在日」だとか・・
笹川氏と児玉氏がCIAエージェントだったとは、Wikiにもでていますね。
一応、辻褄があって、”スッキリ”はしますね・・・