成功 | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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大谷選手は

その身体能力の高さ、

投打が共に優秀な二刀流、

メジャー・リーグでの活躍、

そして、

WBCの優勝へ原動力となって

チームを導いたその貢献など

色々と評価される点は多いが、

僕は

成功者のイメージを

良き方向に変えたという意味で

彼を賞賛している。

 

嘘をつくのが平気、

決して謝らない、

嘘がバレても言い訳で逃げ切り、

二枚舌で、

発言に一貫性がなく、

不正を働いても

反社会的勢力との関係が

暴露されても

罪の意識もなければ

良心の呵責もなく、

拝金主義的で

利己的で

冷淡にして

冷酷な上に、

売国的であるのに

日本国の自画自賛を喧伝し、

親の七光りを利用、

或いは、

権力者に迎合して

頂点に上り詰める

政治家が多いこの国では、

成功とは

頭のイカれた人間のみが

優先的に手に入れられる

悪の象徴に

成り下がっている。

 

しかし!

謙虚で

親しみ易く

誰にも分け隔てなく接し、

明るく

誠実で

礼儀正しく、

進んでゴミ拾いはするは、

きちんと挨拶は出来るは、

はたまた

日本の事だけを

考えるのではなく

韓国や台湾、

中国といった

アジア各国の代表であると自認し、

その上で、

頭脳は冷静にして

心は熱く、

感謝と

思いやりを重んじる若者が

世界一の座を

手に入れた。

 

まっとうな人間だからこそ

その栄冠を

獲得する事が出来たと

考える人が増える事を願うし、

成功は、

祝福されるべき

貴重な価値であると

彼が再定義してくれたように

僕には思えるのだ。

 

芸術の世界は

スポーツの世界と違って

奇行や悪態が

アーティスティックであると

今尚

作り手も受け手も

幻想を抱いている人が

少ないくない。

 

確かに

葛藤や苦悩、

絶望や煩悩

といったネガティヴな状況の中から

美しい表現が生まれる事が

ある事は否定しない。

 

善人が

良き作品を作れる保証はないけれど、

人を騙したり

欺いたりして

関わる人を傷付けてまで

成功できる程

業界は甘くない筈だし、

名声に

惑わされる人々を対象にして

僕は活動していないので、

個人的には

あくまで

作品主義

(実力主義)

でありたいと思う。

 

いずれにせよ

大谷選手の活躍は

一筋の希望であると

信じたい。

 

但し、

用具は大切に。

 

 

 

 

(本人も

曼荼羅チャートに

用具を大切にって

書いていたから

百も承知だろうけど

あまりに嬉しすぎて

思わず帽子やグローブを

投げちゃったんでしょうね)