JUNGLE | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

昨日からイラストの受注販売の詳細をUPしてるんですが、

http://www.kyotojazzmassive.com/anotherface/

それぞれの作品にこの一ヶ月間、
日々、コメントしてみようかなと。

今日は『JUNGLE』。

JUNGLE

これ今から約25年前に、ロンドンのジャズ雑誌、
『STRAIGHT NO CHASER』の編集長、
PAUL BRADSHAWさんに頼まれて書いた
実質的な僕のデビュー作なんです。

彼がGALLIANOのROB GALLAGHERと一緒
に僕が働いていたクラブに遊びに来てくれまして、
僕のDJを気に入ってもらって
彼の雑誌にチャートの寄稿を依頼されたんですよね。

その時に
「壁面の絵を誰が描いたのか?」
と聞かれたので「僕が描いた」と答えると、
「じゃ、絵も送ってくれ」と頼まれたんです。

そして、DAVE HUCKERという人の
コラムの挿絵としれ使われたのがこの『JUNGLE』なんです。

原画はモノクロで凄く小さいんですが、
展示の際は
拡大して
赤を下地にしたシルクスクリーン作品に。

個展の中では初期の作品だから、
確か第一世代って説明してたような・・・。
僕は滝平二郎という版画作家の影響を受けているんですが、
和のテイストに民族音楽から連想されるイメージのエッセンスを
取り入れたいなぁなんて描いたのを覚えています。

この作品を描いていなければ、
24年後に個展を開くことはなかったでしょうね。
そういう意味でも非常に思い出深い作品です。