男OIBON、試練の十番勝負ついに最終決戦! | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

突然ですが
皆さん、
DJって格好いいと思いますか?

僕は、
若かりし頃、
憧れたんです。
DJに。

誰も知らない曲で
人を踊らせ、
あるいは
知っている曲でも
組み合わせ方を変える事で
まるで
知らない曲のように聴かせる。

そんなDJに憧れ、
自分もDJになりたいと思いました。

何が格好良かったのか?

それは
既存の価値を
逆転、
否定、
時に、
破壊する事によって
新しい価値を提示する
その
革命的
或は
芸術的
行為だったから・・・。

レコードをかけて
人を踊らせるのが
DJだと思い込んでいた
僕にとって
人生を変えてしまう程の
衝撃でした。

二束三文で売られている
クズみたいなレコードに
光を当てて
ダンス・ミュージックとして再生する。

無名の名曲を救い出して
時に
レジェンドの楽曲を上回る
反応を引き寄せる。

踊れないと思われていた
ジャズで
聴衆を熱狂させる・・・。

今、
僕が格好いいと思うDJってそんなにいないんですよね。

あー、
その曲なら踊るよな。

とか

踊らせてるっていうか
有名人好きに支持されてるだけでしょ?

なんて思ってしまう訳ですよ。

僕もそんなにレアな曲を連発するタイプじゃないし、
散々露出してこんな事言うの矛盾してるかもしれないんですが、
それでも、
"珍しい高額盤ではなく、
まさかこのレコードに
こんな素晴らしい曲が入っていたのかー!"

皆さんを驚かせたいと思っているし、
僕がかける曲の中で
気に入らない曲があれば
ダンス・フロアーから
撤退して頂いて
いいと思ってるんです。

僕が
解き放とうとしているのは、
皆さんの心。

偏見や先入観に捕われない
自由な音楽の楽しみ方を
提案できればと思っているんです。

あらゆる音楽の中に
ジャズの影響を見付けだし、
縦横無尽に
国境と時代をすり抜けて行く事で・・・。

ここからが本題です。

僕の思いつきで始まった
The Roomのスタッフ兼DJ、
及川弘通の価値向上企画。

いや、
価値向上は適切な言葉ではないですね。

価値はあるので、
その価値の認知向上?
いや価値発見企画w。

大先輩や同僚、後輩との
対決形式のDJプレイを
10試合?行う事で
及川の存在を
世の中の皆さんに知って頂きたかった。

埋もれた名盤を
ターン・テーブルに乗せるように、
彼を
紹介する事もまた、
僕にとっては
DJという行為なんです。

いよいよ
バレンタイン・デーに(何故?)
最終回を迎えます。

送り込まれた
刺客は、
最大の難敵
DJ JIN!

ライムスターのメンバーであり、
JAZZY SPORTの面々と共に
The RoomでBreakthroughなる
B-BOYでDISCOなイベントを
開催する
知名度、
そして、
その実力共に
まさに
最後の対戦相手に相応しい
東京を代表するDJの一人。

一体、
及川は
JIN君を相手に
どんな
攻防を繰り広げるのでしょうか?

こともあろうに、
この日、
この企画の言い出しっぺである、
私、
沖野修也は
福岡でリリース・パーティーがある為、
東京におりません(謝)。

それでも、
JIN君に玉砕覚悟で挑む
及川の
一世一代の
大勝負に
遠く離れた九州から
熱いエールを送りたいと思います。

ちなみに、
現時点で
何勝何敗何分けなんでしょうね?

そうなんです、
あの
須永辰緒さんへのオファーを
引き受けて頂く際に、
「負け越しの場合は改名」
という条件が出てたんですよね。

そもそも
"おいぼん"という名前じゃ
恥ずかしくて
人に紹介できない

改名提案するも
こだわりがあるそうで及川が断固拒否

ならば
"おいぼん”という名前であっても
皆さんに価値を認めてもらう為に
存在をアピールすべき

という流れで始まったこの企画、
こともあろうに
及川が改名の危機に晒されるという皮肉・・・。

果たして、
及川は
改名の危機を乗り越える事ができるのか?

それ以前に
JIN君の相手に相応しいプレイを
披露する事ができるのか?

泣いても笑ってもこれが最後!

及川が時に傷付き、
打ちのめされた回もありました。

ブログで彼の不甲斐なさを嘆いた時は
まるで公開処刑だ!という謗りも
免れませんでした。

それでも
僕がこの企画を敢行し、
彼を叱咤激励して来たのは、
僕が彼を心から評価しているし、
この機会をきっかけに
DJとは何なのか?
そして、
及川弘通とは誰なのか?
という事を
今一度
見つめ直して欲しかったからなんです。

たとえ、
戦いに敗れ、
改名する事があっても
この経験は
彼の
人生の糧になる事でしょう。

彼の
戦いっぷりを
どうぞ見てやって下さい。

そして、彼を応援してやって下さい。

彼が
DJに憧れた時の記憶を思い出す事を
そして、
諸先輩方と
The Roomで
共演できる事の有り難さを
噛み締めてくれる事を
密かに
願っています。