ロンドンが渋谷と化した日 | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

皆さん
ご無沙汰してます。

行って来ましたよ。
ロンドン。

そう、
The Room20周年のスペシャル・ヴァージョン
"Tokyo Jazz Meeting in London"

OLD STREETにある
LIFE

行なう為に。

お陰様で大盛況!

イギリスの法律で
収容人数が厳密に規定されているので
オープン前は一時、
ゲストの方の人数を確保したら
一般の方は20名も入場できないのでは!?
という危機的な状況だったんですが、
ご招待の方がお見えになるまで
並んで頂いていたお客さんに
少しづつお入り頂き、
お帰りになる方と、
遅れて来た招待客と
遅い時間の来場者の方を
店長の加藤さんの
絶妙の配分で
入れ替え
見事に全員を収容。

朝の4時まで
ガンガンに盛り上がりました。

僕はLIFEでやるの2回目だったんですが、
佐藤も川崎も冨永も初ロンドン。

冨永に至っては海外デビューですからね。

3人とも素晴らしいプレイで
ロンドンっ子を魅了してましたよ。

そして、
誰もが口を揃えてこう言ってました。

「ここは渋谷かと!」(笑)

LIFEはオーナーの城戸さんが日本人という事もあって
従業員はに全員日本人(多分)。

そして、
僕が
ロンドンで回す時はいつもそうなんですが、
日本人のお客さんが多い。

そりゃ、渋谷っぽくもなりますよ。

でもね、
正確には、
LIFEがThe Room化
してました。

かかってる音楽が
完全にThe Roomそのまんまなんだもん。

いや、音楽だけじゃない。
そのスピリットがThe Roomだった。
だって、
The Roomのスタッフがいた訳でもないし、
シャンデリアもないし
鹿の頭もフクロウの剥製もなかった。

でも
そこに集まる人の質そのものが
The Roomっぽかった。

トレンドよりも普遍性を重視し、
音楽だけでなく
人間もお酒も好き。

クリエイティヴな人生に憧れているし、
実際にそんな人生を過ごしている・・・。

いやぁ、
LIFEのThe Room化は
感慨深いものがありましたよ。

だって、20歳の時に
僕はロンドンのクラブ・シーンに憧れて1ヶ月住んでいたんです。

ロンドンのクラブでかかる音楽が大好きだったし
ロンドンのクラブに集まる人間も大好きだった。

ソウルやファンク、
ジャズやフュージョンで人々が踊りまくり、
初めて会う人でも気さくに話しかけ、
一回会えばもう顔見知りになる。

そんな
ロンドンのクラブ・カルチャーに影響を受けた僕は
日本でも
好きな音楽で
皆が踊ってくれて、
集まった人が
誰とでも仲良くなれる
空間を作りたい!

と思った訳です。

あれから
4半世紀の月日が流れた・・・。

何と
僕達が
自分の曲をかけて
ロンドンの人達が
踊っているではないですか!


しかもその全員が
The Roomのスタッフにして
クリエーター!!

海外のDJは確かに有り難いけど、
ただ有り難がってるだけじゃない。

こうやって
僕達のセンスをロンドンに持ち込み
逆に日本人が考えるクラブ・ミュージックをプレイする事で
対等の立場を獲得しようとしている。

それは
クラブの魅力を教えて貰った
ロンドンという街への
恩返しでもあるし、
僕達の感覚が
世界で通用するかどうかを確認する為の
挑戦でもある。

しかも、
個人じゃないですよ。

DJとして
世界で活躍してる人は沢山いますけど、
店単位の音楽性を
海外に輸出している日本のクラブはないでしょう。

いや、
僕達はクラブじゃなくて
タマリバか。

そう、
ロンドンのクラブを
タマリバ化
して来ました!


そこには
お酒があり
会話があり
音楽がある。
しかも、
僕達が作った音楽が
流れている。

それに、
DEGO、
DILL HARRIS、
VANESSA FREEMAN、
TASITA D'MOUR、
BEMBE SEGUE、
NOEL McKOY、
VICTOR DAVIS、
NIK WESTON、
KAY SUZUKIという
アーティストが
タマり、
彼等が手掛けたり
参加した曲も流れている。

そんなクラブ、なかなかないでしょ?

店の人がDJで、自分が作った曲をかけている、
尚かつ、
流れている曲を作った人が
お客さんだったりもするなんて。

それが
僕達の考えるタマリバ。


そこには
コミュニケーションが存在し、
新たなクリエーションが生まれる。

ロンドンへの
タマリバの輸出は、
大成功でした。

できることなら
来年はThe Roomのスタッフを連れて行きたいな。
店のシンボルでもある
1969年のイタリア産のヴィンテージのシャンデリアを持って。

何故なら、
2014年は
KYOTO JAZZ MASSIVEの
デビュー20周年なんです。



スーパー・クラブで記念パーティーやるとかやらないとか
っていう話も既にありますし・・・w。

ツアー組もうかな?

勿論、
添乗員は
僕と
佐藤と
川崎と
冨永が務めさせて頂きます。

すぐに
積み立て始めた方がいいw。