TCJFを野外フェスに変える男、井上薫。 | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

モカキリに続いて
国内勢のライン・アップを
僕自身の言葉で
紹介してゆきたいと
思います。

今日は、
ニュー・アルバムが
リリースされたばかりの
CHARI CHARIこと
井上薫さん

について。

つい先日、
WEB MAGAZINE、
OPENERSで対談させて頂いたので
そちらも
もうすぐ
アップされるので
是非
チェックしてみて下さい。

今日は、
彼と僕の
長く
交流について振り返ってみます。

対談の時にも話が出たのですが、
僕は、
彼が働いていた
六本木のWAVEによく
行ってたんですよね。

THE ROOMの
2.5周年(笑)
で来日した
KENNY DOPEを連れて行った事も
覚えていてくれました。

後に
この六本木WAVEが
閉店した時に
僕は
THE ROOMの初代オーナーが
建設会社の社長だった事もあって
手伝いで
店内の
解体作業に行ったんですよね。

大好きだったお店を
破壊する苦痛。

今も忘れません。。。

その
六本木WAVEで、
おそらく
僕は、
井上薫さんを
お見かけしていたのですが
(共通の友人がいたので)、
なんと
それ以前に
彼が
所属していた
クラブ・キングという会社で
既に
僕の事を
認識していたようなんですよね。

クラブ・キングは、
桑原茂一さん率いる
クリエイティヴ集団で
フリー・ペーパー
DICTIONARY等でお馴染みの方も多い方と。

UNITED FUTURE ORGANIZATIONの
矢部直さん、
ラファエル・セバーグさん、
松浦俊夫(現在はソロ)も
この
クラブ・キングに所属していたんです。

僕は、
日本音楽選曲家協会の
会員でもあったので、
クラブ・キングには
ちょくちょく顔を出していました。

実は、
そこで
お会いしていたのかもしれません。

もう、20年前以上の事です。

その後も、
フランスの
YELLOW PRODUCTIONSから
リリースされた
『BOSSA TRES JAZZ』に
KYOTO JAZZ MASSIVEと
CHARI CHARIが一緒に収録された事もあり(10年前?)、
共に
国産の
フューチャー・ジャズの雄


カテゴライズされる事があったり、
クロアチアや
ウィーンのフェスに

一緒に招待されたり(5年前?)と
何故か
僕達の運命は
定期的に
交錯する

んですよね。

不思議なもので。

そして、
去年は、
僕がブッキングを担当した、
"THE ROOM CRUSE"
(横浜で毎年行なわれている
GREENROOM FESTIVALの船上イベントです)
に参加して頂いただけでなく、
TOKYO
CROSSOVER/
JAZZ
FESTIVAL2011の
プレパーティー

でもプレイして頂き、
いよいよ
今年、
満を持しての
本編への
出演

となりました。

2008年のageHaでは、
テントでしたからね。

今日、発売されたアルバム
『A MISSING MYTH』
を聴いて
ますます
期待が高まりました!

リズムやコード進行に
アジア的民族音楽や
ジャズの
インフルエンスを
感じさせる
井上薫さんのサウンドは、
まさに
クロスオーバー感覚満載の
ジャパニーズ・テクノ。

ハードでノイジーな
キッズ向けの
ダンス・ミュージックではなく、
スピリチュアルでディープな
鑑賞にも耐えうる
ボディー・ミュージックなのです。

昨日も書きましたが、
"ETENRAKU"から
"FORCE"への流れは
感動的です。

"PLAYER"なんかは、
デトロイト・テクノと
70年代後半の
フュージョンとの
ブリッジに持って来いではないでしょうか?

これは、
星空の下に広がる
壮大な地平を彷彿とさせる
大地の為のサウンド・トラック。

TOKYO CROSSOVER/JAZZ FESTIVALは
屋内でのイベントですが、
井上薫さんのDJ SETは
ダンス・フロアーに
銀河を

出現させる事でしょう。

そう、
彼は、
TCJFを
幻想の野外フェスに
変える

力を
持っているのです。

当日まで、
僕は
何度も何度も
このアルバムを
リピートすると思います。