京都新聞に電話してみた | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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京都新聞に電話をかけてみました。
新聞社に電話するなんて生まれて初めての事ですよ。
でも、どーしても聞きたい事があったから、
思い切って・・・。

気になったのは、1/30(月)の朝刊の記事。

「門川氏 優位な戦い」
の見出しの下に
街頭演説の"写真"が使われていたんですけど、
候補者の名前にモザイクがかかってたんですよね。

「日曜日の繁華街で支持を訴える京都市長選の候補者。
選挙への有権者の関心も高まっている」
というキャプションが付いてある
三条河原町の人だかりの写真。

現職優位の見出しに、
名前にモザイクをかけた街頭の人だかりの写真が組み合わせられると、
"優位な現職が街頭で演説したから、人も集まっている"
という記事に見えなくもないと思うんです。

選挙予想の優位報道については諸説色々あるので
議論が分かれる所ではありますが、
バンドワゴン効果説では、

http://ja.wikipedia.org/wiki/バンドワゴン効果

「特定の候補者を支持していない者は、
どうせ投票するなら勝ち馬に乗ろうという心理が働くため、
バンドワゴン効果の影響を受けやすい。
これに対して特定の候補者を支持している者は、
その候補者を落選させまいとするため、
自分の支持する候補者が不利な場合は
アンダードッグ効果の影響を受けやすい」
とされていて、
現職優位と報道されると
態度未定の人は、
現職への投票に傾く可能性があるらしいんですよ・・・。

という事は、
京都新聞では
態度未定が4割と記事に書いてあるから、
彼らがバンドワゴン効果の影響を受けると
ますます現職が優位になると考えられるじゃないですか。

現に僕なんかは
新人候補善戦かなーと思っていただけに
この報道で落ちましたもん。結構・・・。

この選挙報道における優位報道にも
僕は疑問だったんだけど、
ま、科学的に証明されている訳じゃないし、
新人候補の支持者はこの報道で火がついて
追い込みかけられるかもとも思ったので
大目に見る事にしました。

話がちょっと遠回りになましたけど、
それでも、
何故
人だかりを紹介する為に
わざわざ
対立候補の写真をモザイク入りで使ったのかが
どうしても納得いかなかったんです。

だって、
写真をよーく見ると選挙カーの上で
演説してるのは
中村和雄と応援に駆けつけた山本太郎なんだもん(笑)。

別のページに彼らの写真が載っているから
モザイクをかけている意味がない。

かけなきゃいいじゃん!
と思った訳です。

そこで
京都新聞に思い切って電話したんです。

読者応答室にかけると
ちょっと頼り無さげな(僕の主観ですが)おじさんが
丁寧に質問に答えてくれました。

沖「1/30の朝刊、なんで候補者の名前にモザイクがかかってるんですか?」
京「ちょっと待って下さいね。(しばし沈黙)あ、これね。
  名前出すと特定の候補者を応援してる事になるので・・・」

(この人だかりは名前が判るとその候補を応援する事になるという認識)

沖「でも、この写真、明らかに中村さんですよね?山本太郎も写ってるし」
京「・・・。ま、そう言われたらそうですね・・・」
沖「だって、28面に彼らの写真が出てるから、よく見れば判りますよ」
京「おっしゃる通りです・・・」

(モザイクをかけた意味がない事を認めた)

沖「演説の様子を載せるなら両候補を載せる。載せないなら両方載せないのが公平な
  報道ではないですか?」
京「そうですねぇ・・・」
沖「注意深く写真を見ない人は、門川さんの演説えらい人集まったんやなーと思いますよ」
京「そうですねぇ」
沖「ま、僕みたいに識別する人もいますけど(笑)中村さんの演説盛り上がってたんや・・・と」

(そういう人が多ければ、これは中村候補に取って"いい"写真になるんだろうけど、
いかんせん見出しが見出しだけに・・・)

京「判りました。貴重な読者からの意見という事で、
  必ず記者というか編集担当にお伝えします。ありがとうございました」

とこんなやり取りだったんですが、
どう考えても僕には、
現職優位をイメージ付ける
情報操作にしか見えなかったんですよね。。。

皆さんはどう思いますか?
僕、考え過ぎですかね?

僕の意見が本当に記者に伝わったり
編集者が参考にすると思えないんですが、
「あ、マズい、やっぱり電話かかって来た」
と思わせるように
ちょっとした事でも
新聞社や役所には電話をかけた方がいいと思うんです。

そんな人が一人でも増えると
何かが変わるんじゃないかなーと
淡い期待を抱きながら・・・。

今回の件、
優位報道も含めて
中村陣営には
これで何クソと奮起してもらう事を祈ります。
いい事言っておられますからね。

現職、新人共に態度未定の人が当選の鍵になるでしょうから、
残り三日間、大いに選挙戦を盛り上げてもらって
市民の関心を高めて頂きたいと思います。

皆さん、
両候補の主張を吟味して
大切な一票、投じて下さいね。

僕の
たわいもない雑文に
最後までお付き合い下さって
感謝です。