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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

今週の土曜日、
遂に、僕のレギュラー・パーティー、
TOKYO JAZZ MEETINGが終了します。


思い起こせば
7年前(もっと長かったような気がするけど・・・)、
当時、沖野修也責任編集で
"QUALITY!"というフリーペーパーを創刊し(6号で廃刊)、
それに連動する形で
東京のクラブ・ジャズ・シーンを盛り上げるという意味も込めて
このTOKYO JAZZ MEETINGをスタートさせました。

数々のDJをブッキングし、
思わぬハプニングが続出。

中でも印象深かったのは、
GILLES PETERSONとKARIZMAの飛び入りでしたね。


2人が同じ日にやって来て、
回したいと乱入。

僕、
その日はほとんど回さずに
ひたすら踊ってました(笑)。

実は、
今年、
TOKYO CROSSOVER/JAZZ FESTIVALが開催できなかったり、
HMVの渋谷店が閉店になったり、
The Roomの初代オーナーがなくなったりと
僕の中で一つの時代が終わった年なんです。

2010年の前半までは好調だったんですが、
夏場の不振もあって(フェスやビーチ・イベントの影響でしょうか)
責任を取って
このTOKYO JAZZ MEETINGを終了させる事にしました。

毎週末のレジデント・パーティーと銘打ちながら
海外に行って穴を開ける事も多かったですし、
人のサポートに回る時は
「一体何時になったら回すんですか?」
とお客さんからの
ちょっと嬉しい苦情も多かったので、
ここらで一回リセットするのが良いかな
とも思ったんですよね。

でも、
来年以降は、
新しいイベントを始める予定なので
The Roomで全く回さないという事ではありません。

僕が参加する
Jazztronica!!やCrossing、
Especial Sessionといった土曜のパーティーもありますしね。

で、
最終回のゲストは
須永辰緒さんとDJ KAWASAKI。

何と
須永さん、
初TOKYO JAZZ MEETINGだったんです!

お忙しい方なので、最後にブッキングできて良かったです。

そして、
先週、西麻布のelevenで
素晴らしいパーティーを大成功させた
DJ KAWASAKIが
ホーム・グラウンドに凱旋です。

ちなみに
この2人のブッキングには凄い深い意味があるんですよね。

須永さんは、
生音ジャズの世界的なスペシャリスト
(勿論、打ち込みにも精通してらっしゃいます)、
一方、
DJ KAWASAKIは、
僕に憧れて(?)DJを始め、ジャズを鎹(かすがい) にして
ハウスとテクノの融合を試みた男。

つまり、
踊れるジャズの第一人者と
ダンス・ミュージックの中にジャズの影響を見出してきたDJ
を同時にブッキングした訳です。

これこそが、
僕が考える
理想のクラブ・ジャズを体現するパーティー。

奇しくも
最終日に
僕が自分の著書
『クラブ・ジャズ入門』で定義した
"クラブ・ジャズ=
踊れるジャズとジャズの影響を受けたダンス・ミュージックの総称"
という概念が実証される事となりました。

僕を含めた
3人が
それぞれの考える
クラブ・ジャズというものを
プレイするに違いありません。

何事も終わってしまうのは
残念なものですが、
何かを手放す事によって
別の何かを掴める事もある訳ですから

僕はむしろワクワクしてすらいるのですよ。

最終回、
新しい門出への
第一歩だと思って
皆さん
是非
お集り下さい。