NORTH SEA JAZZ FESTIVAL④ | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

メンバーが舞台に登場する。

ライブの前に
セッティングもサウンド・チェックも
オーディエンスの目の前で行うのは
フェスティバルの常だが、
昨晩のように
微妙な空気は漂っていない。

quasimodeの余韻なのか
それとも
ヨーロッパのKYOTO JAZZ MASSIVEのファンが
大挙押し寄せたのかは
知る由もなかったが、
僕達が
一曲も演奏しないうちから
むせ返るような熱気に
場内が包まれていたからだ。

MCが僕達を紹介する。
もの凄い歓声が沸き起こった。

本当に
この国の人達は
日本産のクラブ・ジャズを知らないのだろうか(笑)?

いきなりの
強烈なサンバ・ビートに
オーディエンスは
即反応。

2トップを迎え入れる前に
僕達が選択したのは
KYOTO JAZZ MASSIVE最大のヒット曲、
ECLIPSE!

どう考えても、
絶対、この曲知ってるよなーという
予想以上のリアクション。

そして、
THE BRIGHTNESS OF THESE DAYSで
VANESSA FREEMANとTASITA D'MOURが登場。

ここからは
ボーカル曲だったので
演奏中は
オーディエンスもじっくり聴く感じ・・・。

NORTH SEA JAZZ FESTIVALの観客は
結構、
年齢層が高かった。

勿論
聴き込んでもらう事は
素晴らしいのだけれど、
僕達は
彼等を
もっと
アゲる為に
ある企みを用意していた。

KYOTO JAZZ MASSIVEには
ボーカリストが二人いるという
アドバンテージがあったものの
quasimodeや
SOIL & "PIMP" SESSIONSのように
アッパーなホーン・セクションを
フィーチャリングしていなかった。

彼等の向こうを張るには
"仕掛け"が必要だったのだ。

アジアでは
既にトライ済み。

しかし、
未だ
この企画
ヨーロッパでは試していない。

だからこそ、
このNORTH SEA JAZZ FASTIVALで
やってみたかった。

それは、
生テクノ。

即興のミニマルと
ダブ・エフェクト。
プラス、
アフリカ音楽の呪術的なグルーヴを取り入れ
4/4ビートと
ブロークン・ビーツを混在させる・・・。



まさに、手塚氏のVJとバンドの融合。
それにしても、VANESSAのドナ・サマーなシャウトには驚いたな(笑)。

B.B.KINGが始まる頃に
若干
お客さんが移動し始めたのは
ちょっと気になったけれど
バンドは上出来。

昨日の
パーティの
あの
盛り下がり方は
何だったんだろう。

人生色々とは
よく言ったものだ。

悪い日もあれば
いい日もある。

オランダに皆で来た甲斐があった。

えっ?
こんな終わり方じゃ物足りない?

いや
まだまだ続きます、この後。

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