ビーチに到着 | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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翌日
命の恩人(笑)
JAZZAMARと連れ立って
会場のあるビーチへ。

「何でそんなに早く行くの』

ホテルを出る直前に
隣のカフェのテラスで
EDDYと
ドイツから来ていた
MICHAEL RUTTENに
言われた事が
実は
少し
気になっていた。

と言うのも、
昨日
お客さんも、
朝まで遊んでいた訳だし、
これから
また
朝まで続くイベントなのに
僕の出番の
午後2時に
誰が来てるのかな
と若干不安だったからだ・・・。

車を飛ばす事15分。
会場は
ビーチに面したカフェ・レストラン。
DJブースの前に広がるダンス・フロアーは
灼熱の砂浜
そして
海!

最高のロケーション

まずは
JAZZAMARと乾杯。

やっぱり
天候が良くて
解放感があって
大自然の中に
いると
人間
性格も良くなるんだろうなー
なんて事を実感。

ホテルの質ががどうとか時間がどうとか
細かい事が
どうでも良くなって来る。

ビーチには
すでに
人がいて
寝そべっていたり
泳いだり。

休暇で南仏に来てる人も多いとか。

女の子なんか
平気でトップレスだから
やっぱり
ヨーロッパの夏は違うなーと
感心。

逆に
男子共は

イケてない海パンを
はいているので
勝ったな

一人で
優越感に浸る。

何故なら
僕の
海パンは
親父の形見で
オリジナル・セブンティーズ。

夏の装いなのに
何故か
タートル・ネックや
ツイードのコートのイラストが
プリントされた逸品。

グッチやプラダ、
そして、
ルイ・ヴィトンや
エミリオ・プッチなんかの
ハイ・ブランドも
毎年チェックしている
自称
海パン・コレクター
でもある
僕の
最もお気に入りの一枚がこれだからだ。

ちなみに
後でやって来る
DJ達には
ウケてました
(笑われていたという事です)
が・・・。

ま、
海パンの事はどうでもいいとして、
同じオーガナイザーとして
WORLD WIDE FESTIVALを
こんな場所でやれるのって
羨ましいよねーと
JAZZAMARに告げると
「俺ももう一泊したかったよ」
と彼。

昨日すでに
同じ場所で
昼間に回した
JAZZAMARは
もうすぐ
空港に向かわなければならなかったのだ。

ちなみに、
この日も
彼は
僕の面倒を見てくれていた。

一ユーロも持って来なかった
僕が
「昼メシ食べたいんだけど
持ち合わせないから貸してくれない?」
と言うと
「シューヤ、お前、何言ってんだよー、ゲストDJが払う必要ないって」
と注文を取りに来た店員に
事情を説明し
ランチをセッティングしてくれた。

現地の
僕担当のプロモーターは、
別のDJを迎えに
空港に行ってしまったので
彼が
僕のアテンド?

しばらくすると
フェスのスタッフが
やって来て
「シューヤ、本当に2時からで大丈夫か?」
と聞いてきた。

気分が良かったし
ビールをかっくらっていたから
「いいよ、いいよ!」
なんて
言ってしまったけど、
JAZZAMARは
「気は確かか?まだ誰もいないからやらなくていいよ」
と助言してくれた。

いない事はない。
いるんだけど
フェスのお客さんって感じじゃない。

それでも、
僕が
遅くスタートすると後がどんどん遅れるのも事実。

ふと
気付いたんだけど、
当然の事ながら他のDJはまだ誰も来ていない。

オープニングから回している現地のDJを除いて・・・。

そもそも
僕のリクエストで
前乗りで呼んでもらっていたから
(他のDJはヨーロッパから当日入り)、
僕は早い時間にブッキングされてしまったという
疑惑が・・・。
TODD TEJREだか
TRUS'MEは夜の9時とかに到着するとか。

僕も
前乗りしなければ
モンペリエへの到着は
夕方の6時位だった訳で、
当然、2時に回す事はなかった。

いや、
待てよ、
EDDYとYANNAHも
昨日からいた筈。

しまった・・・。
彼等は
まだホテルの横のレストランで
遅い朝食食べてた・・・。

こういう時
時間を厳守する
日本人である事が
裏目に出るんだよな。

とは言え、
一時間粘って
時間は3時に。

直前に
スタッフが
「今、GILLESから連絡があって、
EDDYとYANNAHが3時からで
シューヤは4時からでどうかって」
と伝えてくれたが、
当然、
EDDYは到着してなかったので
僕が
ブースに。

ちらほらと
お客さんも踊り始めてたし。

「シューヤ、俺、行くよ、グッド・ラック」
JAZZAMARがそう言って
荷物に手をかけた。

僕達は固い握手を交わす。

そして、
「来週、パリで」と
僕はJAZZAMARに返すと、
彼とは反対の方向へ歩き出した。

暑い!
汗が噴き出して来る。

僕はまるで
水平線の存在を確かめかるように
一段高いDJブースにあがった。