連日のマスタリング。
マスタリングってのは、CDを製造する際の
原盤（マスター）を作る作業なんですが、
大雑把に説明すると
曲ごとにバラつきのある音量を揃えたりして
トータリティーを出す訳です。
もう少し細かく言うなら、
トラック・ダウン（曲を構成する音のバランスを整えて楽曲を完成させる作業）を
補完する為に
低音を補強したり、
ボーカルを出したり、
聴こえない音を引き出したり（本来トラック・ダウンでやるべき事なんですが）
もするんですよ。
で、
今日は
何のマスタリングかと言うと、
6/3に発売される
『PIRAHNAHEAD WORKS
~SELECTED BY SHUYA OKINO』
の為のマスタリング。
僕のソロ・アルバム、
『UNITED LEGENDS』にサウンド・プロデューサーとして
参加してくれた
PIRAHNAHEADのREMIXやプロデュース作を集めたコンピレーション・アルバムです。
このPIRAHNAHEAD、
デトロイトの新世代プロデューサーとして
ここ数年注目を集めて来たんですが、
デビュー・アルバムの発売以降、
優れた楽曲を数多く世に出して来た彼の才能を
ここ日本でももっと多くの人に紹介したいと思い
今回のリリースを僕自ら企画したんです。
実は、
ほぼ同時期（厳密にはPIRAHNAHEAD WORKSの２週間前）に
『DIVINITI SINGS SELECTED BY DJ KAWASAKI』
ってのも出たりします。
こちらは、
PIRAHNAHEADのパートナー、
ヴォーカリスト、DIVINITIの作品集。
彼女も僕の「SHINE」に参加してくれているから
ご存知の方も多い筈。
"天使の歌声”と評されるデトロイトのディーヴァの
参加作品とオリジナル楽曲の中から
DJ KAWASAKI彼のフェイバリット・チューンをセレクト。
ちなみに
『PIRAHNAHEAD WORKS』には
「IF IT IS LOVE」の沖野修也RE-EDITが、
『DIVINITI SINGS』には
「SHINE」のDJ KAWASAKI RE-EDITが
ボーナス・トラックとして収録されています。
何と、
「IF IT IS LOVE」は、
６ヴァージョン目、
「SHINE」に至っては、
１０ヴァージョン目の登場。
同じ曲で、こんなに別ヴァージョンが存在するって
珍しくないですか？
って言うか、引っぱり過ぎ？
オリジナルは、３年前に発表しましたからね・・・。
「SHINE」だけで、
アルバム１枚作れますね（苦笑）。
サボっている訳ではないですよ、
ただ今、新曲のプリ・プロ中。
日曜にレコーディングする曲なんですが、
なんと
歌を録音してもいないのに
既に
２ヴァージョン、
出来てしまった・・・。