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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

韓国から戻って来ました。

近いね。
海外遠征がこれくらい楽だといいな。
時差もなければ、時差ボケもない・・・。

肝心のイベントですが、大盛況でしたよ。

韓国のクラブが合同で開催した野外フェスだったんです。
今、韓国で人気爆発中のロック・バンドの後だったから、
大丈夫かなーとちょっと心配してたんですが
(実際、彼等のライブが終わると
観客が蜘蛛の子を散らすように見事にいなくなってしまった)、
何の事はない、
KYOTO JAZZ MASSIVEが登場するや否や
会場は大ブレイク。

やっぱり根強いのはHIP HOPだとか、
最近はJAPANSES HOUSEが人気だとか
CLUB JAZZシーンなんてものは韓国には存在しないなんて
色々な情報が交錯してたんですが、
全然、問題なかった。

フェスティバルだから?
隠れファンが結集したから?

否!

最高のメンバーと
オーディエンスのノリの良さが
完全に嵌ったから。

恵比寿ガーデンも
RISING SUN ROCK FESTIVALも良かったけど
ソウルの演奏もKJMの歴史に残る出来だったな。

細かいミスはあったけど、
とにかく楽しかった。

会場を包み込んだあの一体感は
なかなか体験できないもの。

LOVE IS EVERYWHEREの生ヴァージョンでは、
思わず、
VANESSA FREEMANが感極まって号泣。

かつて永らく日本の文化を受け入れてこなかった国の、
若者達が私達
(彼女はイギリス人だけど、日本のバンドのメンバーという事で)
のステージを観てこんなにも楽しんでくれている・・・。
そう思うと、涙が込み上げて来たんだとか。

しかし、
後で知る事になるのだけれど、
同じ頃
ソウル市内では
アメリカ牛輸入の韓国政府の受け入れ決定に反対するデモ隊と
警察の衝突が起こっていた・・・。

民衆の暴動って報道されてたけど、
あれは、警察の暴力だよ。

テレビ・メディアの編集には
常に懐疑的であろうとしてるけど、
警官に暴行をうける人々の映像に
“暴動”というタイトルに相応しくないと思う。

確かに、バスや商店が襲撃されてたけど、
自国の食に対する安全を憂う国民が、
同胞に半殺しにされるってどういう事なんだろう?
しかも、彼等を守る筈の警察に・・・。

僕達は
LOVE IS EVERYWHEREで
あんなにピースな瞬間を味わっていたのに。

一体、そんな事して誰が得するの?
安全性が証明されてないんだから
断固反対すればいい。

そんな単純な問題じゃないって
訳知り顔して役人や政治家は言うけれど、
狂牛病が発症したら
誰が責任取るの?

その事に関しては
日本も同じ。

僕は、アメリカ牛を食べない。
自分を守るには、そうするしかない。

とても素晴らしいライブだったのに、
後味の悪い訪韓になったな・・・。