モバイル・アート | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

仕事の合間を縫って、
シャネル・モバイル・アート展に行って来ました。

モバイル・アート外観

このスペース・シップのような
美術館の設計は、ZAHA HADIDが担当。
丹下健三建築との並びは壮観でしたね。

実は、
2000年に彼女の作品集
『ARCHITECTURE OF ZAHA HADID
IN PHOTOGRAPHS BY HELEN BINET』
を買って以来の大ファンで、
去年は、
ロンドンのデザイン・ミュージアムで行われた
彼女の回顧展にも行って来ました。

で、
このモバイル・アート。
なんと
会場ごと世界を移動させるという大胆な試み。

CHANELって凄い・・・。

思ったより小さかったけど、
内容の満足度は高かったなー。

これで、
入場料取らないんですよ。

給料下がったら士気が下がるとか
ふざけた事言ってる地方公務員は
交通費自腹で見に来なさい(笑)。

勿論、
企業イメージのアップという側面もあるんだろうけど、
アートを通した社会への貢献(利益還元)という意味では、
近年稀に見る大盤振る舞い。

通常、各ブランドのセレブ向けのショーやパーティーには
莫大な資金が投入されてますが、
著名なアーティストとのコラボで、
単なる宣伝にしていない所に
並々ならぬ決意が感じられるな。

カール・ラガーフェルドの発案でしたっけ??

最近のアートって
投機目的だったり、
町おこし(それ自体は悪くないと思うけど)の手段だったりして
お金を稼ぐものとして見られたりしてるから、
便乗商法も多い訳です。

でも、
この巨大プロジェクトが、無料ですよ!

つまらない展示で入場料を払わせる美術館には猛省して頂きたい。

それにしても、
CHANELって、
あの人がメンズやるって噂があったり、
表参道店でも面白いギャラリー展開してたりして
なんか個人的にヒットしてるなー
最近。

皆さんも
是非、このモバイル・アート、
体験して下さい。

歴史に残る展覧会ですから。